MEMOSHIN

カルメラのピアニスト、パクシンによる日々の出来事をパクシン目線で見たブログ

じいちゃんは電話口で「もしもし」を二回言う

ギリギリ月曜に間に合った!パクシンです。
 
 
ちょっと前にiPhone8に機種変更してから、サクサクで気持ち良い。
 
それまで画面バキバキ度で言うと関東大会で準決勝ぐらいは狙えそうなぐらいの気合いの入り方だったんで、いまめちゃくちゃ捗ってます。
 
スマホってほんとすごい。
 
スマホが当たり前になり過ぎて、ガラケー時代の事忘れかけるもん。
 
そう言えば携帯を持つのも一苦労だったなぁ。
 
 
中学2年生ぐらいから、周りの友達が軒並み携帯を持ち出して、それが羨ましくて、この流れに乗り遅れまいと親にせがんだ、誰もが経験してるであろうオーソドックスな体験があるけど、その当時は余裕で親からNGを喰らった。それも含めてオーソドックス。
 
 
「よそはよそ、うちはうち」
 
 
を地で行く母親だったので
 
 
「友達と話したいことがあるなら学校で話しなさい」
 
 
と、ぐぅの音も出ない理由で論破され、以降一切携帯の話題は禁止。
 
 
割と俺に甘いじいちゃんもばあちゃんも
 
携帯なんか何のためにいるの」
 
「周りが持ってるから自分もっていうのはちょっとな」
 
という意見で、敵陣に入ってた。
 
 
 
 
でも!
 
 
 
 
学校で話されへんこととかもあるやん!!!
 
 
 
 
好きな子と学校で話すのとか恥ずかしいやん!
 
 
 
 
メールとかしたいやん!!!
 
 
 
 
普段よく喋る友達どうしでも、夜にメールとか電話で噂話とかしたいやん!!
 
 
 
そんな不純な理由で反論できる訳もなく、辛酸を舐め続けていました。
 
 
 
しかし、そんなことではくじけないワタクシ。当時、情報通の友達から色々と教えてもらい、手に入れました!携帯を!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
親に内緒で
 
 
 
 
 
 
 
いや〜今考えるとなかなかとんでもないな。当時あった「プリケー」ってやつで、お小遣いの範囲でとりあえず持つだけは持てるってやつを手に入れました。確かメール一通5円とかそんなんやった気がする。
 
 
まぁ手に入れてしまうと後は親にバレなければ良いだけなんで、家に帰ってきたらサイレントでマナーモードもオフにして厳重に管理。
 
しかもうちは築年数が不明なぐらい古い長屋。プライベートなんてあって無いようなもので、部屋の仕切りもほぼ無いに等しい建物なので、管理には細心の注意を払いました。
 
下手すると、文字入力のためにボタンを押す「カチカチ」っていう音さえ、おかんにバレる可能性がある。しかも妹2人と同じ空間にいるので、こいつらに知られると親にチクられる可能性もある。そんなのゴメンや!絶対にバレずにいてやる!
 
 
 
 
バレてはいけない!!!
 
 
 
そう。その気持ちから日に日に管理は厳重になり、絶対にバレない場所にしまい、家では極力触らないようにしてました。そして数ヶ月
 
 
 
 
 
 
 
 
え。俺、携帯持ってる意味無いやん。
 
 
 
 
 
 
ようやく気付く。いや〜〜〜ほんまにアホやなぁ。今思い返すと清々しいくらいのアホさ。でも、これでも俺、自慢じゃないけどテストでは学校で常にトップ3の中にいましたからね。これがあれです、勉強できても頭悪い典型。
 
 
でもそこで気付けたからまだ良いやん!!
 
 
 
アホやけど、アホになり過ぎる前に気付いたから!完全なアホのちょっと前で気付けたから!!
 
 
そう言ってくれる人もいるかもしれません。
 
 
でもね。僕はね。そんな方々の優しさを余裕で無下にしますよ。大方の予想なんて軽く超えますよ。
 
 
 
管理が厳重になり過ぎた事によって、携帯持ってる意味無い事にようやく気付いた僕は、考えを改めるんですよ。
 
 
 
よし!使おう!携帯!家で!
 
 
 
って。
 
でもさすがに、おかんや妹の前で使うことはしてはいけない。そこは守らないといけないラインだから。
 
だから、そこで中学生の僕はこういう理論に達します。
 
 
 
 
 
 
 
オトンの前やったら別にいっか。
 
 
 
 
 
 
そう、家に誰もいない時に加えて「オトンしかいない時だったら別に良い」という謎のルールを追加します。救いようが無いぐらいアホなルール…
 
 
でもそれにはちゃんとした理由があって。その当時の俺はこう思ってたんですよ。
 
 
 
 
オトンはアホやから気付かん
 
 
 
 
何ていう親不孝者ドラ息子理論…
 
 
でもね、うちのオトンも予想を超えるぐらいアホなんです。そうなんです。
 
 
 
ある日、いよいよ携帯使ってるとこを親父に見られました。
 
 
「お前、それなんや。携帯か。どうしてん」
 
 
怪訝そうに聞く親父に僕はこう答えました
 
 
 
 
 
「友達のん借りてる」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
友達のん借りてる…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
通じるわけ無いやん!!!!!!
 
 
 
そんなん通じる訳無いやんそんな理由!!!!!
 
 
 
 
そんなザルな言い訳に対する親父の返答は
 
 
 
 
「いまはそんなん貸し借りするんか!ちゃんと返せよ!」
 
 
 
 
 
 
 
通じた!!!!!!!!
 
 
 
 
 
そうなんです。それが通じるんです。それがうちの親父なんです。
 
 
 
 
 
あっさりと、その理由でいけるんです。いや〜チョロいわ〜。マジで。余裕やわ〜。
 
 
 
そんなこんなで、余裕しゃくしゃくで携帯を使う日々。いや〜これこれ。ようやく意味を持てたわ〜ええわ〜。
 
 
そんな日々を送っている中、ある日おかんに急にこう言われます
 
 
 
「ちょっと話あるんやけど」
 
 
 
 
思春期の、親に後ろめたい事がある時に言われる母親からの「ちょっと話あるんやけど」ほど怖い言葉ってこの世に存在するんだろうか。
 
僕は悟りました。そしてこう思いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
死んだ
 
 
 
 
 
 
 
結果としては、死んでは無いけど、半分くらいは死にました。父親が「あいつ友達から携帯借りてるらしいで、いまの子は何でも貸し借りするんやなー」っておかんに言ったらしい。おかんは父親にきっちり「そんな訳あるか。あんたアホか」と言ってくれたことでしょう。
 
 
この件で、僕は母親は改めてすごく怖いのだということ、そしてうちの父親はやっぱりアホだということ、そして自分は救いようが無いくらいアホなんだなということを学びました。
 
 
親父がオカンにそう言うことなんか容易に想像つくやん。それこそ幼稚園児でもそのリスク管理できるやん、多分。でも、その時の俺はできなかった。親父の前で鼻歌混じりに友達にメール送ってた。
 
 
その後、何やかんやあって「自分の小遣いで携帯持ててるんやったらまぁ」という流れになり、最終的には既成事実の勝利となりました。
 
 
結果オーライ!何でもやってみると結果ついてくるよね!!
 
 
 
という、携帯を初めて持った時のエピソードなんですけど、あまり登場しなかったじいちゃんばあちゃんは、最後まで初めと同じスタンスでした。
 
 
 
そして現代。
 
 
 
昨日はじいちゃんの誕生日。
 
 
 
今度会った時にちゃんとお祝いするとして、じいちゃんにとりあえず電話しとくかと、じいちゃんの携帯に電話。
 
 
出ない。
 
 
ばあちゃんの携帯に電話。
 
 
出ない。
 
 
二人の家電に電話。
 
 
出る。
 
 
 
お祝いを伝えて切る。
 
 
 
 
 
ん??
 
 
 
 
いや、すっかり忘れてたけど、二人とも同じ家に住んでるし、だいたいずっと家におるのに、お互い自分の携帯持ってるやん!!
 
 
そういえばあの時はあんな事言ってたのに!!!!
 
 
 
 
そう、二人が特に必要も無いのにお互いの携帯を持ってる理由。それは、二人とも共通して
 
 
 
 
 
 
友達がみんな持ってるから
 
 
 
 
 
 
 
おいっっ!!!!!!!
 
 
 
 
 
いまとなっては何だかもうにこやかになれる面白い話。
 
そんなじいちゃんは電話口で「もしもし」を絶対に二回言います。これほんまにずっと謎。
 
 
 
てことで歳いっても中学生と根っこは変わらんなぁって思ったって話でした。
 
 
それにしても俺ってアホな中学生やったんやな〜
 
 
 
 
以上パクシンでした!次は水曜!
 

お久しぶり

ブログお久しぶりです。

 

Calmeraのメンバーの辻本氏がはてなblogにお引越しして来まして、俺もそろそろちゃんとやろうかなと思いまして。何回目の宣言やねんっちゅう話やけど。

 

ちなみに辻本氏のブログはこちら。

tsuujiimot.hatenablog.com

 

このパクシンのブログ「MEMOSHIN」と併せて読者登録よろしくお願い申し上げます。

 

 

ブログからちょっと離れていたのは、ただ怠けてたって訳ではなく、ちょっとした気持ちのモヤモヤがあったからでして。

 

ミュージシャンのブログとしては、僕のこれまでの投稿ってあまりにもそれらしくないというか、大袈裟に言うと「アーティストらしくねぇ」みたいなとこあると思うんですよ。別にカッコつけるつもりも無いし、そもそもその「らしい」って何やねんってことになるんですけど、まぁ言ってみれば


今日はここでライブしたよー!

 

とか

 

この曲めっちゃヤバいよー!

 

とか

 

僕こんな音楽好きなんだよー!

 

とか

 

今日パンケーキ食べたよー♡

 

とか

 

今日の一枚的な感じでさりげなく自撮り乗せたよー!

 

とか、分かりやすく言うとそうゆうの。

 

 

 

 

肩凝るわっ!

 

 


SNSでそんな感じのことはやってるし。文章書くの元々好きなので、どーっでも良いことをつらつら書いてたいわ〜。カッコ良く言うと「エッセイ」で良いわ〜。って思ってる。


でも、それってニーズある?別にわざわざ人様の目に晒すブログって形で俺の日々のどうでもいい思考や妄想、書き連ねる必要ある?
って思うと


「いや〜あんま無いやろしいっか」


ってなって今に至るという

 

 

THE・言い訳

 

 

 

でした。 

とは言ったものの、ずっと放置も何なので、いっそ皆様に問いかけてみることにしました!!


ちょっと前(いや、結構前か...)にTwitterのアンケート機能を使ってみまして、問いかけてみました!

 

 

 

いやいや待って。

 

俺どうしたらいいんこれ?

 

 

いや、まず一つ一ついこ。

 


そう!まずは

 

 

 

 


「音楽やバンドのこと」がたった6%!

 

 

 


たったの6%!!!

 

おれ!


ミュージシャン!
音楽家!
ピアニスト!
作編曲とかもやってる!

 

 


おれ!

 

 

 

ミュージシャン!!

 

 

 


本業やのに。。


投票総数280人の6%ってことは16,7人てことでしょ。


ニーズ少なすぎて笑うわ。

 


っていうか!

 

 

恥ずかしっ!

 


鬼恥ずい!!

 


アーティストらしさがどうのこうのとか言ってた自分めっちゃ恥ずい!!

 

 


チョベリ恥!

 

 


そもそもの出発点が間違ってたんかもな。。


そして…

 


「今まで通り」が最多得票!


これはこれで嬉しい!ありがとうございます!このままで良いなら凄くやりやすいし、これまでの事もある程度支持して頂いた結果だと受け止めさせて頂きます。素直に嬉しいです。うん。


でもやで。その上で言いたい。

 

 

 


「官能小説」がまぁまぁな割合占めてるんどういうことやねん。

 

 


確かに俺もちょっと悪ノリで候補に入れてみましたよ。でもまさかここまでノリに合わせて来るとは、、、

 


知らんで?

 

 

いきなり文章にアナコンダとか「蜜壺」とか、オフホワイトな比喩ワード出てきても。

 


いやーもうなんかスッキリしたわ。よう分からんけど。あっこのスッキリしたってのは気持ちの話ね。フィジカルな官能小説の分野の話じゃなく。

単純に自分のしたいことを自分らしくすれば良いということなんだと納得できました。


結構、気にしぃやねんな俺。とちょっと実感。これを受けてあんま気にせずに気ままにブログ書いていきますわ。

 


で!!!!

 


ちゃんと更新して行きたいので自分で縛り作ります。

 

 

月・水・金の週3回更新します!

 


とりあえず2017年中はそれでいきます。

 

これを最低限のペースにしていけたら。

 

って事で、これからは前よりちょいちょい更新頻度上がると思うのでまた暇な時に見てやってください。


以上、パクシンでした。

 

いつも応援して下さる皆様へ、大切なご報告。

いつも応援して下さる皆様へ。
 
先日、カルメラは10周年を迎え、渋谷CLUB QUATROでの記念ワンマンライブを大盛況のうちに終える事が出来ました。
これも協力して下さった方々、チームの皆様、そして何よりこれまで応援して下さった皆様のお陰です。本当に感謝でいっぱいです。
 
 
ありがとうございます!!
 
 
カルメラは11年目に入り、この先の未来に向けて、新体制として「Calmera」に改名をし、新たな一歩を踏み出しました。
バンドとして新たな船出をしたこのタイミングで、私事ではありますが、僕から皆様へご報告をさせて下さい。
 
 
 
私、PAKshinはこの度
 
 
 
「PAKshin」より「パクシン」に改名致します。
 
 
 
思えばカルメラ、いや、今となってはCalmeraに加入した時から名乗っているこの表記。
 
名乗ってるって言いつつも、考えてみると
 
 
 
 
 
俺自身全然使ってない…
 
 
 
 
圧倒的に「パクシン」の方が使用頻度高い。
そもそも、自分の名前英語とかハズい。
 
って事で「カルメラ」→「Calmera」になった母体の流れに完全に逆行して「PAKshin」→「パクシン」にします。
 
そもそも、パクシンっていう名前なんですけど、色々なイントネーションで呼ばれまして。大きく分けると三つ。
 
 
まず一つ目
 
「パク・シン」
 
この苗字と名前に勝手に分けちゃったバージョン。
気遣ってんのかな。それとも「苗字はパクで名前がシンでしょ」って思ってしまってるのかな。
 
 
 
ちげーよ!!
 
 
 
早とちりやからな!!!!
 
 
ひと続きで「パクシン」やからな!「パクさん」じゃ無いから!たまに「パクさん」呼びな人の中に、完全に「パク」の部分を苗字やと思って呼んでる人おるん知ってるから。
 
言わなくても俺だいたいそういうの分かるから!
 
「あっ、この人、パクのこと苗字やと思って『パクさん』って呼んでるタイプの人や」
 
って分かるから!
 
ニックネームが「パクちゃん」やからより一層わかりにくくしてるのは申し訳ないなとは思うけど。。
 
でも「パク・シン」では無いです。
 
 
 
そして二つ目
 
「パクシ
 
 
この"ン"にイントネーションあるやつ。
 
 
 
 
ああああ!!!もうッ!!!
 
 
 
何で!!!!
 
 
何でそんな事なるん!!!
 
 
普通に考えておかしない!?
 
"ン"にイントネーションあるんおかしない?
 
日本語でそんな事ある!?
 
いや、また話がちょっとややこしくなるけど。
 
でも日本語の感覚でそんな事ある?
 
 
パクシて。
 
おかしない?
 
 
言ってみて。これ見てる人言って見てこのイントネーションで。
 
 
 
せーの!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ほら!!!!
 
 
 
おかしいやろ!!!
 
 
 
 
何で!!何でそんな事なるん!辻本!!!
 
 
 
いや、彼は敬称までつけてひと続きやからな…
 
 
「パクシン君」
 
 
いやいや、もう君まで名前みたいになっとるやん。
 
ほんでおるから!政治家に!「パクシンクン」さんおるから!
なんて呼ぶの?その人なんて呼ぶの?
 
「パクシンクンさん」て呼ぶの?
 
てか俺と二人並んでることあったらどうするの?
 
 
 
「パクシンくん」と「パクシンクンさん」
 
 
 
 
 
うああああーーーーーーーーーーーー!!!
 
 
しんどい!!しんどなってきた!
 
もうっ!!!
 
 
 
そして三つ目は正しいやつ。
 
クシン」
 
いや〜落ち着くわ。
 
友達の家がやたらと洋風でお洒落な感じの家で、そこのお母さんが出してくれるおやつが手作りのティラミスで、夕飯もアクアパッツァやった時に、自分ちに帰って来て畳で漫画読みながらおかんに「おかん今日お願いしてた番組録画してくれた?」って聞いてるときぐらい落ち着く。
 
 
これ。これやん。普通にこれやん。
 
 
って事で、生まれて来て、これで言ってくれない人が結構いたので、正しいイントネーションの意味も込めて
 
 
「PAKshin」
 
 
にしたんですよね。
 
 
やっぱ正しい発音で読んでほしいです。
 
って、今考えたら、カタカナに改名したら今までより一層、イントネーションで悩まされる修羅の道が待ってるかもやな。
 
 
どうしよ…
 
 
………
 
……
 
 
 
やっぱやめるとかいけます?
 
 
 
俺…
 
 
 
 
 
 
やっぱり改名するのやめます!!!
 
 
 
…マジどうでもいい話にすげぇ尺使ってしもた。。
 
 
て、ちょっとふざけ過ぎましたが、ここから皆様へちゃんとしたご報告があります!
 
 
 
 
 
わたくしパクシン、いや、PAKshinは、この度、兼ねてよりお付き合いをしていた方と入籍致しました。
 
 
 
まさかこんな俺が結婚だなんて!
 
 
 
と自分が一番驚いてます。
 
でも、気付けば僕は彼女と出会った事で変わったようです。
 
共に過ごす日々の中で、自分に無い物や、それまで気付く事の無かった何気ない幸せ、そして、自分でも知らなかった自分の良さなど、挙げればキリが無い程色んな事を彼女のお陰で知る事ができました。
 
短気で気難しいと自分でも分かる程、短気で気難しい僕が、心を落ち着かせることができる場所を見つける事ができました。
 
これからは自分の理想とする、自分たちらしい家庭を作っていければと思っています。
 
このような今の自分があるのは、改めて、メンバーを始めとしたチームの皆や、今まで関わって下さった皆様、応援して下さる皆様のお陰です。
 
本当に心から感謝しています!!!
 
関係者並びにお世話になっている方々へ。
本来ならきちんとお会いしてご報告するべき所を、このような形でいきなりの報告になりました事を申し訳なく思っております。また改めてお会いした時にきちんとご報告させて頂ければと思いますので、ご容赦頂けるとありがたく思います。
 
という事でして、僕は、これからも変わらず、今まで以上に良い音を作って、家庭があるから飲み会はちょっとなんて言うことなく、今まで以上にチャレンジし続ける精神で、頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願い致します!
 
2017.5.17 PAKshin
 

2017年 新年あけましておめでとうございます

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 
 
旧年中は大変お世話になりました。ことよろ。
 
 
人は新年に大なり小なり目標を掲げるものでして「一年の目標はこれ!」と、張り切って立てるもそれをどれくらい実行できるんやろう。
一年の始めに立てた目標なんて忘れてしまったぜハハハな割合って結構多いと思う。俺がそうやもん。
 
なので、こうやってブログに残します。
 
今年の目標は
 
 
 
 
 
 
 
 
しっかり生きる
 
 
 
 
 
 
一言で表すとこれです。
 
 
大きい目標や小さい目標、色々あっても、それは一年という短いスパンでどうしても達成しないといけない事かというとそうじゃない事の方が多いので(あくまで自分の場合)、一歩一歩の前身を大切に感じてしっかり歩んで行きたいと思います。
 
家族や友人を大切にして、できるだけ体調を崩さず、小さな事でいちいち立ち止まらずに、自分の創る、紡ぐ音楽で一人でも多くの人を笑顔にできるように。
 
この事を大前提に頑張っていきたいなと思います。
 
 
2016年は本当に良い年だった。2015年も2014年も、その前の年もその前の年も、振り返れば悪い年なんて無かった。毎年色んな出会いがあって、沢山の人に助けられて死ぬほど笑って、悔しい時や悲しい時もあって、やり切れない時や感極まった時は泣いて、避け飲みながら愚痴をこぼして、いっぱい喋って美味しい物いっぱい食べて、新しい音楽、良い音楽に触れて、良いライブができて。
 
 
 
「やっぱり音楽があって良かった。音楽をやってて良かった。」
 
 
 
そう思える一年に、2017年もしたいと思います。
 
 
 
 
先日、長野県の伊那市でのライブ後に、いつもお世話になってる伊那の方々と飲みました。
 
話題は音楽の話。どんなルーツで音楽を始めたか。皆さん昔音楽をされてた方が多かったので、学生時代や、バンドマン時代の話で盛り上がってました。そんな中、Mellowというアパレルセレクトショップのオーナーの黒木さんにこんな事を言われました。
 
 
仮面ライダーになれた人なんですから。自信を持って頑張って下さい。」
 
 
 
「皆、昔は仮面ライダーになりたかった。僕も目指していたけど、結局はなれなかった。けどあなたは仮面ライダーになれた側の人なんです。だから夢を与え続けるように頑張ってください。」
 
 
 
こんな事を言われまして、それがじわじわと心に突き刺さっています。
例え話の存在の”仮面ライダー”は夢を叶えた人といったところかな。ほんまもんの仮面ライダーちゃいますよ。
 
 
音楽をやってる人は星の数ほどいてて、その中で将来ミュージシャンになることを目指してる人も無数にいてる。だけどその志が叶ってミュージシャンとして音楽を職業にできる人はそんなに多くない。
僕は本当に運が良くて、周りの人たちの力のお陰でいまこうしていれるけど、自分が“仮面ライダー側になれた人”だということを、この黒木さんの言葉で改めて気付かされました。
 
何というか、このまま突き進んで行かなければならないなと。
もちろん、立ち止まる気は全く無いけど、このままどんどん前進していきたい。
 
お世話になってる人や、僕たちに夢を託してくれる人たち、いつも応援してくれる人たちと一緒にもっともっと楽しいことをわくわくできることを、どんどんやって行きたいし実現していきたい。
 
 
素晴らしい人たちに恵まれている自分なら絶対にできると信じて頑張っていきたいと思います。
 
 
2017年は1月からカルメラのツアーから始まり、10周年イヤーの締めくくりには大きなライブも決まってます。今年もカルメラでは日本全国駆け回って、色んな場所でライブができそうです。
 
個人活動では、ここ2年ぐらいやって来たことをよりマッシュアップさせて行きたいと思っています。パクシン個人としての活動もどんどん精力的にやって行きたい。協力してくれる人や応援してくれる人にもどんどん出会って行きたいです。
 
 
 
と、まぁこの辺りで新年の意気込みは置いておきまして。
 
 
このお正月は東京で過ごしてます。
上京して正月に地元に帰らないのは初めて。親戚が集まってのバタバタや家族でわいわいしたり年末年始の挨拶周りやお墓参りというイベントがないので、びっくりするほどのんびりしてます。
 
今もさんまのまんまのSP見ながらブログ書いてる。
 
こういうお正月もあるんやな〜。と。
 
今日はお仕事始めで、と言ってもラジオ出演1本だけなので気持ちもゆったりしています。
 
 
元旦は一人で過ごすのも嫌なので、こっちにいる仲の良い仲間で新年会をしました。
だらだら飲み続けてた様子がこんな感じです。
 
 
 
大学から先輩のサックス奏者UJ
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団からの付き合いのドラマー、テシマコージ
こっちに来てから仲良くなった同い年のベーシスト、カナミネケイタロウ
 
この3人で集まってこんな感じでしたが、今年はこの何となく腐れ縁な匂いがほんのりしつつ気の合うメンバーでも色んなことができればと。まずは1/5に「東京爆発サックス団」というUJのソロプロジェクトでのライブにこのメンバー編成で臨みます。
 
テシマコージとUJの「ユージコージ」というコンビで漫才もするらしいです。
 
てことで、そのイベントも含めた1月の個人スケジュール(暫定)はこちら!
 
 
1/5(木)
【新春旬旬青春スーパーSALL】@渋谷 Circus Tokyo
・出演
Kenji and Fellows
Killing Time Brothers
Many
田中優至の東京爆発サックス団
 
open19:00
start19:30
 
ADV. ¥2500(D別)
DOOR. ¥3000(D別)
 

f:id:pakshin:20170102183340j:plain

 

ご予約はpakshin.official@gmail.comまで、ご希望公演名、予約名、予約人数、ご連絡先を明記してメールをお送り下さい。
 
 
1/13(金)
「パクたま新年会(仮)」
詳細後日
※出演者による弾き語り(ピアノデュオは無し)を予定しております。投げ銭制。
 
 
1/19(木)
『GO-KINJO! SESSION』
@下北沢cafe/field
open/start
19:30/20:00
charge/free(投げ銭
✳入場時にドリンク代1000円(2ドリンク)いただきます。
 
▪︎Member
ba) カナミネケイタロウ
key) PAKshin (fromカルメラ )
drs) テシマコージ(from 天才バンド )
sax) 早川一平 (from K-106/Lenon)
vo) aquvidivivadoo(from YOKOYURE/Lenon/HONDENA)
 
 
 
1/24(火)
ALWAYS presents「シカキムラウンジ」@梅田ALWAYS
シカキム(Pf.PAKshin&Cl.辻本美博によるデュオ)単独公演
 
OPEN/19:30
START/20:00
¥3000(+1drink)
 
■チケットご予約先
梅田ALWAYS
06-6809-6696
always.live.umeda@gmail.com
 
1/26(木)
〜SPECIAL PIANO DUO by Ryo Sonoda×PAKshin〜
 
■公演日/2016年1月26日(木)
■会場/六本木C*LAPS
■開場/18:30
■開演/19:30(2ステージ制入替無し)
■チャージ ¥3500(※要1ドリンクオーダー)
 
「ソノダバンド」でキャリアを積み、解散後は各方面で活躍するピアニスト園田涼と、インストエンタメジャズバンド「カルメラ」を中心に多様なプレイを見せるピアニストPAKshinが相見え"グランドピアノ"×"フェンダーローズ"という趣きの違った二台のピアノで奏でる特別な夜。運命的な共通点を持ちながらも、スタイルの違う2人のピアニストが織りなすダブルスタンダードなサウンドをお楽しみください。
 
 
カルメラのスケジュールはこちら
 
 
年始から良い感じに活動できそうです。よろしくお願いいたします!
以上、パクシンでした。

2017年 新年あけましておめでとうございます

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 
 
旧年中は大変お世話になりました。ことよろ。
 
 
人は新年に大なり小なり目標を掲げるものでして「一年の目標はこれ!」と、張り切って立てるもそれをどれくらい実行できるんやろう。
一年の始めに立てた目標なんて忘れてしまったぜハハハな割合って結構多いと思う。俺がそうやもん。
 
なので、こうやってブログに残します。
 
今年の目標は
 
 
 
 
 
 
 
 
しっかり生きる
 
 
 
 
 
 
一言で表すとこれです。
 
 
大きい目標や小さい目標、色々あっても、それは一年という短いスパンでどうしても達成しないといけない事かというとそうじゃない事の方が多いので(あくまで自分の場合)、一歩一歩の前身を大切に感じてしっかり歩んで行きたいと思います。
 
家族や友人を大切にして、できるだけ体調を崩さず、小さな事でいちいち立ち止まらずに、自分の創る、紡ぐ音楽で一人でも多くの人を笑顔にできるように。
 
この事を大前提に頑張っていきたいなと思います。
 
 
2016年は本当に良い年だった。2015年も2014年も、その前の年もその前の年も、振り返れば悪い年なんて無かった。毎年色んな出会いがあって、沢山の人に助けられて死ぬほど笑って、悔しい時や悲しい時もあって、やり切れない時や感極まった時は泣いて、避け飲みながら愚痴をこぼして、いっぱい喋って美味しい物いっぱい食べて、新しい音楽、良い音楽に触れて、良いライブができて。
 
 
 
「やっぱり音楽があって良かった。音楽をやってて良かった。」
 
 
 
そう思える一年に、2017年もしたいと思います。
 
 
 
 
先日、長野県の伊那市でのライブ後に、いつもお世話になってる伊那の方々と飲みました。
 
話題は音楽の話。どんなルーツで音楽を始めたか。皆さん昔音楽をされてた方が多かったので、学生時代や、バンドマン時代の話で盛り上がってました。そんな中、Mellowというアパレルセレクトショップのオーナーの黒木さんにこんな事を言われました。
 
 
仮面ライダーになれた人なんですから。自信を持って頑張って下さい。」
 
 
 
「皆、昔は仮面ライダーになりたかった。僕も目指していたけど、結局はなれなかった。けどあなたは仮面ライダーになれた側の人なんです。だから夢を与え続けるように頑張ってください。」
 
 
 
こんな事を言われまして、それがじわじわと心に突き刺さっています。
例え話の存在の”仮面ライダー”は夢を叶えた人といったところかな。ほんまもんの仮面ライダーちゃいますよ。
 
 
音楽をやってる人は星の数ほどいてて、その中で将来ミュージシャンになることを目指してる人も無数にいてる。だけどその志が叶ってミュージシャンとして音楽を職業にできる人はそんなに多くない。
僕は本当に運が良くて、周りの人たちの力のお陰でいまこうしていれるけど、自分が“仮面ライダー側になれた人”だということを、この黒木さんの言葉で改めて気付かされました。
 
何というか、このまま突き進んで行かなければならないなと。
もちろん、立ち止まる気は全く無いけど、このままどんどん前進していきたい。
 
お世話になってる人や、僕たちに夢を託してくれる人たち、いつも応援してくれる人たちと一緒にもっともっと楽しいことをわくわくできることを、どんどんやって行きたいし実現していきたい。
 
 
素晴らしい人たちに恵まれている自分なら絶対にできると信じて頑張っていきたいと思います。
 
 
2017年は1月からカルメラのツアーから始まり、10周年イヤーの締めくくりには大きなライブも決まってます。今年もカルメラでは日本全国駆け回って、色んな場所でライブができそうです。
 
個人活動では、ここ2年ぐらいやって来たことをよりマッシュアップさせて行きたいと思っています。パクシン個人としての活動もどんどん精力的にやって行きたい。協力してくれる人や応援してくれる人にもどんどん出会って行きたいです。
 
 
 
と、まぁこの辺りで新年の意気込みは置いておきまして。
 
 
このお正月は東京で過ごしてます。
上京して正月に地元に帰らないのは初めて。親戚が集まってのバタバタや家族でわいわいしたり年末年始の挨拶周りやお墓参りというイベントがないので、びっくりするほどのんびりしてます。
 
今もさんまのまんまのSP見ながらブログ書いてる。
 
こういうお正月もあるんやな〜。と。
 
今日はお仕事始めで、と言ってもラジオ出演1本だけなので気持ちもゆったりしています。
 
 
元旦は一人で過ごすのも嫌なので、こっちにいる仲の良い仲間で新年会をしました。
だらだら飲み続けてた様子がこんな感じです。
 
 
 
大学から先輩のサックス奏者UJ
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団からの付き合いのドラマー、テシマコージ
こっちに来てから仲良くなった同い年のベーシスト、カナミネケイタロウ
 
この3人で集まってこんな感じでしたが、今年はこの何となく腐れ縁な匂いがほんのりしつつ気の合うメンバーでも色んなことができればと。まずは1/5に「東京爆発サックス団」というUJのソロプロジェクトでのライブにこのメンバー編成で臨みます。
 
テシマコージとUJの「ユージコージ」というコンビで漫才もするらしいです。
 
てことで、そのイベントも含めた1月の個人スケジュール(暫定)はこちら!
 
 
1/5(木)
【新春旬旬青春スーパーSALL】@渋谷 Circus Tokyo
・出演
Kenji and Fellows
Killing Time Brothers
Many
田中優至の東京爆発サックス団
 
open19:00
start19:30
 
ADV. ¥2500(D別)
DOOR. ¥3000(D別)
 

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ご予約はpakshin.official@gmail.comまで、ご希望公演名、予約名、予約人数、ご連絡先を明記してメールをお送り下さい。
 
 
1/13(金)
「パクたま新年会(仮)」
詳細後日
※出演者による弾き語り(ピアノデュオは無し)を予定しております。投げ銭制。
 
 
1/19(木)
『GO-KINJO! SESSION』
@下北沢cafe/field
open/start
19:30/20:00
charge/free(投げ銭
✳入場時にドリンク代1000円(2ドリンク)いただきます。
 
▪︎Member
ba) カナミネケイタロウ
key) PAKshin (fromカルメラ )
drs) テシマコージ(from 天才バンド )
sax) 早川一平 (from K-106/Lenon)
vo) aquvidivivadoo(from YOKOYURE/Lenon/HONDENA)
 
 
 
1/24(火)
ALWAYS presents「シカキムラウンジ」@梅田ALWAYS
シカキム(Pf.PAKshin&Cl.辻本美博によるデュオ)単独公演
 
OPEN/19:30
START/20:00
¥3000(+1drink)
 
■チケットご予約先
梅田ALWAYS
06-6809-6696
always.live.umeda@gmail.com
 
1/26(木)
「Double Standard」
〜SPECIAL PIANO DUO by Ryo Sonoda×PAKshin〜
 
■公演日/2016年1月26日(木)
■会場/六本木C*LAPS
■開場/18:30
■開演/19:30(2ステージ制入替無し)
■チャージ ¥3500(※要1ドリンクオーダー)
 
「ソノダバンド」でキャリアを積み、解散後は各方面で活躍するピアニスト園田涼と、インストエンタメジャズバンド「カルメラ」を中心に多様なプレイを見せるピアニストPAKshinが相見え"グランドピアノ"×"フェンダーローズ"という趣きの違った二台のピアノで奏でる特別な夜。運命的な共通点を持ちながらも、スタイルの違う2人のピアニストが織りなすダブルスタンダードなサウンドをお楽しみください。
 
 
カルメラのスケジュールはこちら
 
 
年始から良い感じに活動できそうです。よろしくお願いいたします!
以上、パクシンでした。

アルバムリリース!〜ワインと曲は一度寝かせると味が増す〜

新潟向かってます。寒がりパクシンです。
 
って書いてる時は新潟向かってたんですけど、日にちがたって今は家です。
 

 

って言ってたのに…結局更新が今になってしまった…

 
ってことで改めて!
 
 
12月7日水曜日。カルメラの活動10周年を記念したニューアルバム「THE PARTY!」がリリースされました!
 
 
これもひとえにメンバー、チームの皆や力を貸して下さる方々、そして応援してくれる皆さんのお力のお陰です。ありがとうございます!
 
今作で8枚目。何度経験してもリリースされた時の感動とワクワクは衰えないもんで、今回も無事にリリースできた安心感と感謝でいっぱいです。
 
 
その上で、ブログではSNSとは違うちょっと突っ込んだ事を書けたらな〜と。
 
 
今作で僕は"何かを創り出すには相当なパワーがいる"という事を改めて痛感しました。
 
 
まず始めに、創り出す作品は"自分の好きなものや得意なものだけを一方的に詰め込んだ独りよがりなもの"じゃなく”自分の好きなものや良いと思えるものを他人にも楽しんで貰えるようなもの”そんなものを作らなければならないと普段から考えてます。
 
難しく言ったけど、要は「聴いてくれる人に楽しんでもらえる」ものをじゃなかったらあかんやんってことですねん。
 
そんな中でも「自分のもつ自分らしさ」や「自分たちの持つ自分たちらしさ」「伝わりにくくても伝えたいこと」「芯に持ち続けていたいこと」が沢山あります。その部分をどう伝えて魅せるか。
 
作品作りにおける難しさと楽しさの醍醐味はここかなと思ってます。
 
思えば、1stアルバムから今回の8thアルバムまで、制作時に僕たちが置かれてた状況は様々で、4thアルバムまでは大阪に住んでたし、インディーズ時代メジャー時代を経て7thと8thは自主レーベル。録音したスタジオもエンジニアさんも様々で、コンセプトも曲調も違う。
 
僕自身ただ単純に"作品を作ること"だけに必死になってた時期もありました。
 
1stアルバムを録ってた時なんかまだ大学生だったから、自分の作った曲がCDになるという喜びで舞い上がってただけだった。
 
でも、そこからリリース枚数を経る毎に色んな事を吸収して勉強し、考えるようになり、より大きくなって来ました。
 
ふわふわしていた自分の活動理由や、モチベーションの根源が、今では明確に
 
「より多くの人に楽しんで貰うために!笑顔になってもらうために!」
 
というものになりました。その為に何ができるかを考えた時に、自分の中のミュージシャン、音楽家、出役としての意識がハッキリと変わった気がしたのを覚えています。
 
そんな風に昔より少しだけ色んな事をだんだんと考えられるようになってからしばらく後。
 
 
 
 
 
 
僕は未だかつてない大スランプに陥りました。
 
 
 
 
 
 
 
曲が作れない…
 
 
 
 
 
 
 
曲が書けない…
 
 
 
 
 
どんなものでも良かったら作れます。自分が得意な手法や好きな事だけ詰め込んでたらいくらでも作れる。
 
じゃあ何で作れないのか。
 
 
 
「一体、カルメラにおいて何が求められているのか?」
 
 
 
が見えなくなったからです。
自分が曲を書くとき、昔は何となくできた曲を
 
 
「できた〜!」
 
 
って持って行ってました。でも今は違う。
 
 
ライブをやる時に今はどんな曲が必要なのか?どういったコンセプト?いま求められてるのは?何をどう感じて欲しい?ジャズの要素って?エンタメ感はどう?新しさは?あまりにもかけ離れてない?こんなもので皆満足してくれる?何かと似てない?そもそもメンバーは何て言う?チームの皆はどう感じる?皆でアレンジを積極的に考えていけそう?etc…
 
 
浮かんだメロディーを一節形にしてみてはそんな事を思い、自分でボツにする。
 
 
こんなんじゃダメやな…
これはコード進行があの曲と一緒だからダメ…
これはメロディがホーンに向いてないやろうからダメ…
これは前にやった手法が入ってるからダメ…
これは…
これは…
 
 
と、どんどんとスランプのループに入っていきました。個人ライブでやる曲や個人の裁量で作る曲ならいくらでも作れるのに。
 
一度何も考えずに作ってみようかなと思って作ってみても、結局同じ。
 
全く何も前に進まない。完成させる事ができない。
 
正直、かなりキツかった。
 
思いついたことを書き留める用の譜面ノートにあれこれと書いては消したり破り捨てたり。最終的には何も書かずに真っ白な状態。
 
ピアノの前に座って真っ白な譜面を見つめてる時間が苦痛で仕方なかった。
 
街で流れる音楽を聴いて、俺でも作れる!と思うけど、いざ作ろうとすると何もできない。
 
 
「カルメラらしさって何やろう…」
 
「どんな曲がメンバーに、ファンに、世の中に求められてるんやろう…」
 
 
そんな事ばっかり考えてた。
 
 
それでも苦肉の策で数曲作っては自分の中で無いことにして、そのデータは見ないことにしていた。
 
このスランプ期間の途中には
 
 
 
もうええっ!
 
飲みに行こう!朝まで!!!
 
ウェェェエイ!!!!!!!
 
ええねんええねん!いつかまた作れるようになるやろし今の期間は飲んでたらええねん!
 
ウェェェエイ!!!!
 
 
かんぱーい!!!!!
 
 
 
 という日々を送ったりもし、何の解決もしない事を経験。
 
そんな事をしてるうちに
 
 
 
「自分は本当はなーんの才能もなくて、ただ運が良く今まで曲を作れてたんかもな〜。」
 
 
 
と、何の気もなしにポツリと心の中で思う事がありました。
 
本当に何の気もなしにポツリと無の状態で。ボケーッとしてる時にふわっと出てきた感情。その思いが一切マイナスな感情から来たものじゃないことに、僕は自分自身で心底驚きました。
 
でも、本当にそうなのかも。
 
他にも曲を作れる人はいるし、メンバー全員良い曲書くんやから、俺なんかもう良いんかも。とりあえずライブに今まで以上に全力で取り組もう。俺が曲作れなくてもバンド活動はできるし…
 
 
そう思い、そこからライブに臨むたびに、ステージに立つたびに、僕が見た光景はいつもよりハッキリと心に刺さってきました。
 
 
手を挙げて声を出してくれている姿。
楽しそうに踊っている姿。
初めての人が段々と心開いて最後は笑顔で皆と一緒になって楽しんでくれている姿。
ちびっこが無邪気楽しそうにしてる姿。
皆が「犬逃げた!」と一緒に叫んでくれる。
みんな、盛り上がってくれる…
 
 
自分の作った曲で、沢山の人がこんなにも楽しんでくれている。
 
俺の作った曲を好きだと言ってくれる…
 
 
……
 
 
 
何をやってんねん俺は。
 
自分で自分のことを「才能が無い」と片付けてしまうのが、この人達にどれだけ申し訳ない事なんか分からんのか。この人達が好きで楽しんでくれてるのは、才能が無い奴が作った音楽なんか?その人達が自分の音楽を好きでいてくれる気持ちを何で自分で否定するような事してんねん。
 
 
 
何してんねん!!!
 
 
何ちゅうこと考えてんねん!!!
 

 
 
「自分は本当はなーんの才能もなくて、ただ運が良く今まで曲を作れてたんかもな〜。」
 
 
 
 
???
 
 
 
何それ?何で俺がそんなん思ってしまってんねん!
 
 
普段から自分で自分を鼓舞するようにしてるし、自尊心は人より高目。プライドは富士山以上エベレスト未満のこの俺が…!!!
 
 
そんなタイプのこの俺が…!!!
 
 
こんな、しょうもない弱音吐いて…何しとんねん!!!
 
 
 
 
 
才能ない?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あるわっ!!!
 
 
 
 
ボケーーーー!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
才能があるか無いかじゃなく、自分の音楽を好きでいてくれる人達に対して何て不誠実な事考えてんねん!
 
 
そんなん思うならやめてまえ!
 
 
あかん!やめたらあかん!!
 
 
でもやめてまえぐらいのやつや!
 
 
アホアホアホアホー!!
 
 
俺のアホー!!!!!!
 
 
 
誰か今すぐ往復ビンタして!
 
 
 
 
できれば女子で!
 
 
 
 
アホアホアホー!!!!
 
 
 
 
優しくして!!
 
 
 
アホアホアホー!!!!
 
 
 
 
 
 
って事で
 
 
このままじゃあかんやんけ!作り続けなあかんねん!!!
 
作るぞ!!!!
 
 
絶対にー!!
 
 
作る!!!俺は!良い音楽をー!作るぞ!!!
 
 
 
 
とりあえず一旦封印してた、スランプ中のデータ聴いてみてどこがダメか考えるぞ!!!
 
 
 
 
あったあった。これこれ。ポチ
 
 
あーこんなん作ったな〜。うんうん。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えっ結構良いやん…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
え…じゃあこれは?
 
 
 
 
あー…あかんわ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これも結構ええわ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何やねん!イケるやん!手直したらいけるやん!
 
 
えっスランプ抜けてる?
 
 
抜けてる事に気付いてなかっただけ?
 
 
え?抜けたんは今!?どっち?抜けてた?抜けた?
 
 
どっちでも良い!!!!
 
 
今なら更に良いやつが出来そう!!!
 
 
 
そう、コンセプトはワクワク感。
カップルが主人公。
何かと疲れる都会の喧騒から脱出して、バカンスとか楽しいところへ向かうワクワク感!そんなちょっと可愛さもある爽やかなやつ!疾走感あるやつ!!
 
いける!
 
 
ベースはめっちゃ動いてる感じで!
 
 
いける!これいける!
 
 
浮かぶ!メロディが浮かぶ!
 
 
真っ白やった譜面が埋められていく!
 
 
このまま一気に書き上げてしまえる!
 
 
やるでーーーー!!!!!
 
 
……
 
 
 
その後、気付けば寝る事も忘れるぐらいに集中して湧いてくるアイデアを纏めました。
そうして出来たデモを持って行き、メンバーでアレンジを揉んで完成させたのが、今作の2曲目にある
 
 
Flight from SHIBUYA City
 
 
です。
 
 
色んな事を考えるようになってスランプになったけど、考える事が悪なんじゃなくて、根っこのところを見失いかけてたからじゃないかなと思ってます。
 
"自分は"どんな音楽が好きなのか
いま"自分が"どんなものを作りたいのか
"自分は"作曲家として何をしたいのか、何を残したいのか
"自分が"曲を作る喜びはどこにあるのか
 
要は"自分"という部分を排除し過ぎてた。
 
「自分の作った音楽で人が楽しんでくれるのが何より嬉しい」
 
こんな初歩的な、根本的なことなのに。独りよがりになるのを避け過ぎたからなのか何なのかよく分かりませんけど、大切なのは
 
 
「皆に楽しんでもらう」
 
 
ということなので、これからも
 
 
世の中の人に楽しんでもらえるような、自分の作りたいものを作り続けていけたらと思います。
 
何よりも、こんな風に紆余曲折あってもこの作品が完成し、世に出た事は改めて嬉しいです。
 
"生みの苦しみ"とは大袈裟かもしれないけど、作品を世の中に出すまでには並大抵じゃない色んな作業を乗り越えてます。
 
それもこれも、皆さんの手に渡って楽しんでもらえれば報われます。
ライブで楽しんでくれれば報われます。
 
この「THE PARTY!」が本当に少しでも多くの人の笑顔、明日への活力に繋がりますように!!
 
 
でも作り始めは全然駄目やと思ってたけど、改めて聴いたらイケるかもって思うのって、曲作りあるあるやと思うねん。一回PCの中で一定期間寝かせるってのが秘訣なんかも。
 
 
曲作りってワインと一緒なんやね。
 
 
 
って事で長々と書きましたが、纏めると
 
 
曲とか作るん大変やったけど頑張ったよ。その後CDできたよ!だから是非買ってね!そして聴いて!そして感想とか大々的に言って!
 
 
CDの詳しい情報は改めてこちらを!
 
 
って話でした。お付き合いどうも!
以上、パクシンでしたー!
 
 
 

ドッペルゲンガー見たら死ぬって多分うそ

TULLY'S COFFEEのコーヒーって結構美味しいよね。パクシンです。
 
気付いたら季節は冬に向かって全力疾走してる感じになってますけど、この時期の散歩って気持ち良いよね。
 
何いきなりこの話って感じで自分も戸惑ってはいるけど、この季節の散歩って気持ち良いやん。あっお前もしかして全然更新してなかったことうやむやにして始めようとしてる?できるだけ自然な感じ装おうとしてる?って思われてるかもしらんけど、この季節の散歩って気持ち良いやん。それは事実やん。
 
春とかの方が良いやんっていう人もおるかもやけど、あれやん。春って小汗かきがちやん。あと僕花粉はないんですけど、黄砂に弱いタイプなんで春はそこまで好きじゃないです。
 
秋〜冬にかけてがベター。夕日綺麗しね。なんとも言えない侘しさみたいなんがあるし、空気が他の季節より澄んでるから好きなんです。
 
って事で今日は家にいたので、夕暮れ時に散歩でもするか〜と思って出てきたって訳です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とっぷり日暮れてる…
 
 
 
 
 
 
 
何でやねん。何でそんな早いねん。まだ5時過ぎぐらいやで。ほんでそこまで寒くないってどういう事やねん。何で日の入りの感覚だけ冬を先取ってんねん。服屋か。
 
 
って事でTULLY'Sに来たって訳です。
 
 
後ろの席ではどこかの編集者と何かの作家さんが打ち合わせ中なのか「これは世の中的にはまだ出してはいけない話なんですけど…」って言いながらしきりに「mixiニュース」ってワードを出して話しているのが気になったり、やたら俺に似てる人がいてるのが気になったり、BGMのジャズがいちいちカッコ良くて周りに見られないようにサウンドハウンド使って誰のアルバムなのかとかチェックしたりしながら、いまこうやって何となく書いてます。
 
 
何の時間やねん…
 
 
いやいや、暇じゃない!暇じゃないねん!どっちかと言うとやる事いっぱいあるねん!せっかくやし色々作業しよと思ってPC開いたらバッテリー1%やったから。やのに調子乗ってトールサイズでコーヒー頼んじゃったから!スグに飲んで「え…あの人トールサイズのコーヒー飲むの早すぎじゃない?ププ」って店員さんに思われるのが嫌でちょっとゆっくりしてるだけやから。やから!!
 
 
 
話ちょっと戻るけど、このお店に僕に似てる人いてるんですよね。
 
 
 
世の中的に似てる人多すぎて困るレベルなんですけど、これ何?何か理由ある?理由あってこれ?俺の顔がのっぺりしてるだけ?ああそうですか。すんません。
 
でも絶対に店員さんは
 
 
 
「ヤダあの人たち絶対兄弟か何かじゃない?」
 
「えーそんな事ないでしょ。だって席別々だよ」
 
「えっでもさ〜。お互いにお互いが居る事気付いてない可能性もあるかもよ?」
 
「えーうっそー。でも無いことは無いかぁ。」
 
「あ!分かった!あれじゃない?喧嘩しちゃって気まずい的な!」
 
「あー!だから気付いてても声かけれない的なやつ?まじそれだったらヤバイね〜。めっちゃ受ける笑」
 
「だよね〜!良い年して喧嘩って笑 仲直りしろよ。」
 
「ハハハ〜!マジそうだよね!」
 
「おい、コラコラ、仕事中に何を騒いでるんだ。」
 
「あっ店長!違うんですよ!聞いてくださいよ〜。あそこのお客さんマジ受けるんですよ〜」
 
「どれどれ?」
 
 
ってやり取りしてるやん。絶対してるやん!最終店長も一緒になって俺たちの事興味深げに見るやん。
 
兄弟じゃなければ喧嘩もしてないし、何やったら向こうも「あぁ。また俺に似てるやついてる…これで何人目や…」って思ってる可能性もある。
 
 
 
何でなんやろうね。
 
 
 
友達に似てる!とか街で見かけた!的な声も良く聞くんですよね。
 
 
「こないだ女子と手繋いでデートしてました?」
 
 
とか。その時間思いっきりライブ中やっちゅうねん。ちょっとドキッとしたわ。別の意味でドキッとしたいわ!
 
 
「友達にめちゃくちゃ似てる人いてるんですよ!」
 
 
とか。よく言われるんで、じゃどれくらい似てるんかなと思って写真見せてもらうと「???」ってなる事もしばしば。どう見えてんねん。共通項「顔薄い・目細い・仏頂面・猫背」これやん。
 
あとあれ、初めましてのグループ内にジョインした時に、そのグループ内で
 
 
「◯◯さんに似てない?」
 
「あー!わかる!似てるかも!」
 
「絶対似てるって!うわやべっチョー受ける!」
 
 
的なやつ。プライドが富士山以上エベレスト未満な僕からしたらこの状況に堕った時は、いつでも鼻にグーパン喰らわしたるでぐらいの精神なので、内面に怒りを秘めた表情になっていることでしょう。これでも◯◯さんに似てると言えるのか!こんなにも!こんなにも眉毛ピクピクしてるのに!!
 
まぁでも出来るだけ笑いに代えれる返しをしようと思ってるんですこれでも。良い返しまだ見つかってないので、募集します。
 
 
 
 
あれやで。
 
 
 
ドッペルゲンガー見ると死ぬ」みたいな話あるやん。もしそうだったとしたらよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺死んでるやん
 
 
 
 
 
 
 
でも幸運な事に生きてるので、どっかでドッペルゲンガー見ても死なないワクチン打たれたのか、この都市伝説がまさしく都市伝説だったってのかだと思います。
 
 
それにしても、ここまでこういうのが多いと自分が量産型なんじゃないかと言う気にもなってきてて。え?俺ザク?ザク的なやつ?って。
 
 
 
つまりこういうこと。
 
 
地下組織によって秘密裏に進行されているプロジェクト。
人の量産型を大量に作り、世の中に忍び込ませ、然るべき時に事を起こそうという計画。本人達が社会に溶け込めるように今の記憶をインプットし、潜伏させている。そうとは気付かずに普通に産まれ育ち、他とは変わらない何気ない人生を送っている。と思っている俺たち量産型。
 
 
こういうワクワクするストーリーもなきにしもあらずって思ったらちょっと気持ち楽。厨二病爆発し過ぎてるけど、何かマトリックスっぽくもあって胸アツやん。それやったとしたら一人の主人公として、量産型であることを受け入れようと思います。どんなストーリーが待ち受けているのか。せっかくやし壮大にドラマチックな展開が良い。
 
 
量産型の一人、パクシン。28歳。彼はもちろん自分が量産型だとは気付くよしもなく、28年間普通の人のように生活を送っていた。もっともそういう記憶をインプットされているだけの話なのだが。
 
そんな彼の元にある日、非通知の発信元から一本の電話が入る。
 
恐る恐る受けてみるも受話器の向こうからは何の声もしない。
 
 
 
「もしもし?誰ですか?」
 
 
 
問いかけても応答はなく、相変わらずの沈黙。
 
 
 
 
「何だよ…もう」
 
 
 
そう苛立ちながら切ろうとしたその時
 
 
 
 
「ピーーーーーー」
 
 
 
 
けたたましく不快な電子音が響いた。
 
 
 
「何だ!何だよ!」
 
 
 
この電話の向こうから鳴ったのか…?
 
 
いや、音は電話からではない。そして相変わらず電話の相手は無言だ。
 
 
 
 
ではどこから!?
 
 
 
動揺しながらも、一瞬冷静になるように努めると、ある事に気付いた。
 
 
「お、俺の部屋の中だ…この音は部屋のどこかから鳴っている…」
 
 
 
この電話とこの電子音の関係性があるのかどうか。まだ分からないにしても、奇妙な因果関係を感じて動揺が更に膨らむ。一体これは、この状況は何なんだ。そして電話の主はいったい誰なのか。
 
 
「お前か!お前がやったのか!」
 
 
そう電話に向かって叫ぶも、相変わらず沈黙が返ってくるだけだ。
 
 
 
「ちくしょう!!いったいどこから鳴っているんだよ!どこだ!どこなんだよ!!!!!」
 
 
 
すると、何の反応もなかった電話の向こうからかすかに小さな声が聞こえた。
 
 
 
「…イ …コ…ロ…… 」
 
 
 
 
「何だ!何て言ったんだ!!」
 
 
 
電話口では同じ言葉が繰り返されている。人が発しているとは思えない、機会音のような作り者の声で何かを伝えようとしている。それがこの状況の不気味さを更に加速させているが、パクシンという男はそんな中でも気になった事は放っておけない人間だ。と言ってもそんな性格もインプットされているものなのだが。
 
耳を澄ませて聞くと、声の主が伝えてくる言葉がハッキリと聞こえた。
 
 
 
 
 
「ダ…イド…コロ…」
 
 
 
 
 
 
 
 
「台所だって!?」
 
 
 
パクシンは台所へと飛んで行った。確かに先ほどよりも電子音がハッキリと聞こえる。
 
 
 
「ちくしょう!人の家の台所に変な仕掛けをしやがって!いったい台所のどこから鳴ってるんだ!いや、待てよ…これは…ここからだ!ここから鳴っている!!えっ…でもこれって…おい!どういう事なんだ!!」
 
 
 
 
 
 
当惑して問いかけるパクシンに、電話の主が驚愕の一言を発した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ゴハン…タイトイタデ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「炊飯器の音やったんかーい!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう、そのけたたましく響く電子音は炊飯器の音だったのだ。
 
 
 
「な、なんて事だ…」
 
 
パクシンは驚愕しながら炊飯器を開けた。
 
 
立ち込める湯気とともに姿を表すふっくらとした炊きたての白米。もちろん、彼の好み通り少し固めの仕上がりだ。そう。パクシンは水分が少し少なめな固めのご飯が好きなのだ。
 
 
「お、俺の好み通りの固めのご飯…」
 
 
 
そう。もちろん、固めのご飯が好きという事もインプットされている事柄だ。だが彼は知る由もない。今のところは…
 
 
「あ、ありがとう…これでご飯を炊く手間が省けたよ…で、でもお前は一体誰なんだ!?俺のご飯の好みまで把握しているお前は一体誰なんだよ!何の為にこんなことをするんだ!」
 
 
 
 
 
彼の問いかけの後、しばらくの沈黙が続いた。その沈黙に苛立ちを隠せないパクシンだが、痺れを切らしてもう一度叫びそうになった時、電話口から返答があった。
 
 
「パクシン…ワタシハ…」
 
 
「私は!?誰なんだ?お前は誰だ!」
 
 
「ワタシハ…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
to be continued...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いや、続かんけど。
 
 
ほんで、気付いたら似てる人帰ってた。
 
 
コーヒーも冷めてた…
 
 
これ書いてるうちに一時間半ぐらい経ってる…
 
 
何をしてるんや俺は…
 
 
 
あっ最後に。バンドとは別に個人ライブとかTwitterとかだけで宣伝したら分からん!って最近色んな人に言われてグゥの音も出ねぇってなったんで告知します。11/24に大阪で個人企画ライブやりますんで良かったら遊びに来てください。この日はフロントマンになって、ピアノめっちゃ弾いて鍵盤ハーモニカめっちゃ吹いてめっちゃ喋ります。デモCDもプレゼントします。
 
11/24@東心斎橋 和bar valine
PAKshin presents 「COCKTAILKEYS」
OPEN19:30/START20:00
Charge ¥3000(+1drink)
ご予約、お問い合わせはpakshin.official@gmail.comまで。公演名、ご予約名、人数、を明記した上でメールをご送信下さい。あまりないけど、ドメイン指定とか解除しといてね!
 

 
前回の模様をちょっと公開。リハver.と本番ちょろっとver.です。
 
喫茶アラジン リハver. 何だかナマナマしいリハの感じそのまま一曲まるまる公開。
 
10周年迎えたカルメラの方もよろしくお願いします。
 
 
以上量産型パクシンでした。