MEMOSHIN

カルメラのピアニスト、パクシンによる日々の出来事をパクシン目線で見たブログ

失恋したときの話

エビスビールを飲みながらこんばんわ。パクシンです。
 
いやぁ、何か更新頻度上がってる?もしかして俺頑張ってる…?まぁ三日坊主常習犯なので調子乗らず自分のペースで頑張ります。今日はできたての曲をこのブログにアップしております。下にYouTubeのリンク貼ってます。読み流したい方はどうぞ。結構下やで!
 

失恋した時の話

思えばわたくし、大失恋というものをした事がありません。っていうか大失恋ってどんなシチュエーションなんやろう。長年付き合った恋人と仕方ない理由でお互いに好きな気持ちがあるまま別れを選択するとか、どうしても好きで好きで仕方なくて報われない悲しい片思いを続けた挙句、最終的にふられとかそんなことが思い浮かぶけど、そんな失恋を経験してる人ってそんなに多くないと思う。気のせいかな?もし『いや、私は経験してるよ』とか『俺はあるけど』とか『ワシも若い頃は大恋愛の末大失恋したぞ』って人が結構いるようなら、単純に僕の恋愛偏差値が低いだけです、偉そうなこと言ってすいません。
そういえばミュージシャンという人種は昔から『失恋したら良い音が出る』という、根拠がありそうで全く根拠がない言葉を使いたがる傾向があります。ほんまかいな。まぁ何となく言いたいことは分かるけど、要はセンシティブになったらええって事ちゃうんかって当時は思ってた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今もまぁまぁそう思ってるけど
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ失恋の話題を出した訳ですけど、わたくし本当にそういう意味では人並みだと思います。強いて言うと、人生でふられた数の方が圧倒的に多いです。女子は違うと思うけど、男子はよっぽどモテる人じゃない限り割とそうじゃないかな。好きな子にふられるというイベントは、その瞬間に世界が全てモノクロに見えてしまうけど、後でネタになったり教訓になったり、今までの自分を変える原動力になったりするから結果良いことな気がしますけどね。ふられた時は、できるだけ暗く悲しい曲を聴いて気分をどん底まで落ち込ませた末にふと我に帰り
 
 
 
 
『あほらし。何やってんねん俺。めっちゃ恥ずかしいやん』
 
 
 
 
と自らに感じさせ、正常な思考と気分に持っていくという手法をとっていました。
 
 
 
 

 
 
 

ていうことで曲を作りました

色々と失恋について話しましたけど、ここで”失恋”をテーマに曲を作りました。下に貼ってるYouTubeです。仮タイトルは合宿最終日。細かいテーマで言うと、失恋したのは女子。大学のサークルの夏合宿で想い続けていた彼に意を決して告白したけど振られ、ビーチで黄昏ている所を想像して作りました。
稚拙な文章ですが、そんなこの曲のメッセージをちょっと具体的にストーリーにしてみたのでお暇な方はどうぞ。そんなん関係なく失恋した方、経験ある方はどうぞ。さらにそんなこと関係なくどなたでもどうぞお聴き下さい。
 
 
 
ケンジは私が見た事のない表情をしていた。
 
いつも皆の輪の中にいて明るいケンジ。ただ明るくてノリの良いその辺の大学生とは違って、ケンジには少し陰があった。その陰によってできる不思議な魅力に異性だけでなく同性さえも惹かれるものがあるのか、ケンジの周りにはいつも決まって人が集まっていた。そんな魅力的な彼の存在が、居心地の良い同期から恋心を抱く存在に変わるのにそう時間はかからなかった。気付けばいつもケンジの事を目で追っていた。ささいな事でも何でも知ろうと思った。彼のクセや決まって見せる表情のパターン、好きなもの嫌いなもの、この1年で私はそんなケンジのあれこれをかなり知った。彼のことを1つ知るごとにどうしようもなく嬉しくて、同時に胸が押しつぶされるぐらい苦しかった。自分のケンジへの想いが大きくなり過ぎて苦しかった。
 2年生の夏。私はこの夏のサークル合宿で想いを伝えようと決めていた。そう決めていたのに、気付けば明日が最終日。もともと控えめで引っ込み思案な自分には大それた話だったのかもしれないと、そう考え始めるとどんどんあの時の決意から自分の意思が離れていくことを感じた。そんな意思とは裏腹に、この数日間で彼への気持ちはもうどうしようもないぐらいに膨らみきっていた。苦しくて苦しくて、もう限界だった。その夜、買い出しの為に偶然二人きりになる瞬間があった。この合宿を振り返って楽しそうに話をするケンジ。その嬉しそうな表情、頭をかくクセ、近くにいると感じる彼独特の匂い。あぁ。あぁ…
 気付くと私はケンジに自分の想いを伝えていた。自分でも何故そうなったのかは分からないけど、限界まで膨らみきった気持ちが破裂してしまった感覚だけは分かる。戸惑いの表情を見せるケンジを余所目に、私は泣きながら何度も何度も「好き」と言い続けていた。私がようやく落ち着いた頃に、それまで黙って頷くだけだったケンジが口を開いて私に声をかけようとした。その何ともいえない雰囲気で私はもう気付いていた。あぁ。これでついに終わりだ…
ケンジは優しく気を遣いながらも、キッチリと真摯な言葉で私の想いに終止符を打ってくれた。
 
 あの時のケンジは私が今まで見た事のない表情をしていた。サークル合宿も今日で最終日。自由時間を皆で楽しめる気分ではないから浜辺に来てみたものの、どうしても昨夜のことばかり考えてしまう。気付けば今までの片思いの中での出来事を考えてしまう。ケンジのことばかり考えてしまう。このまま忘れることなんてできるのだろうか。
 
とりあえず、この後ケンジと会う時は笑っていよう。またあの顔を見るのは嫌だから。
 
 
 
 
 
 
いやぁ、この主人公暗いな〜
それにしてもやっぱりちゃんとDTM勉強しないとなぁ。とこの曲作りながら思った。
 
以上パクシンでした!
 
 
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