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MEMOSHIN

カルメラのピアニスト、パクシンによる日々の出来事をパクシン目線で見たブログ

ゴッドファーザーと重ね合わせるルーツの話

映画
一番好きな映画は何ですか?という質問をされると困る。この質問は対象が本や音楽、アーティストや芸能人に入れ替わってされる ことだけど、何が一番なんて決めることは難しい。別に、もっともっと特別なオンリーワンなんてこと言いたい訳じゃなくて、自分には確固として答えられる『これにめちゃくちゃハマって影響を受けたんです!俺の人生のバイブルです!!』みたいなものが無いんです。ただそれだけです。
 
自分の好きな映画を見返したくなることってあるじゃないですか。それで言うと僕は年に1回はゴッドファーザー3部作を見たくなる時期が来るんですよね。やっぱり不朽の名作だなぁと毎回感じるのです。内容だけじゃなく、全体の雰囲気や演技や、何と言っても音楽が良いってのが何度見ても飽きない理由かなと思うんですけど、世のご婦人方の中には
 
『や〜ね。男の子は。マフィアの映画なんか見ちゃって。憧れかしら?』
 
的な事をチラッとだけでも思ってる人はいてるかもですね。別にマフィア特有の男世界とか、スリリングさに絶大な魅力を感じて見てる訳ではなくて、僕の場合は特にちょっと違ったところに魅力を感じていたりします。
 
僕のルーツは韓国の済州島という小さな島にあります。父母両方の両親はその済州島で生まれ、日本にやって来ました。両親は大阪で生まれ育ち、結婚し、僕が生まれました。
 
本土である半島の文化とは少し違った済州島の文化。その文化の中で育った祖父母と同じ境遇の人たちはたくさんいます。当然、その人たちの結束は強く、何よりも血の繋がりを大事にします。一族の長である祖父を皆が尊敬し、一族皆で助け合い、日本の文化に溶け込みながら、多くはいわば韓国系日本人として生きています。
 
コルレオーネファミリーというマフィアの一家の話でもあるゴッドファーザー
イタリア半島から離れたところにあるシチリア島という島で生まれた初代のドンがアメリカに渡り、子供達はイタリア系アメリカ人として育ちながらも、独自の文化を育みファミリーを形成しているこの映画は、見ていると自分や自分のルーツに呼応するところが沢山ある気がして、人よりも魅入ってしまうのだと思います。
 
まぁ僕の世代にとっては他の日本人と違う所なんかほぼ無いぐらい、もう”日本人”としてのスピリットが根付いていますけど、他国の物語ながらも自分のルーツを考えさせる映画なんですね。
 
ある時、親父が『ゴッドファーザーはようできてる。わしらと似たようなとこいっぱいあるやろう。』と言ってて、当時まだ少年だった僕は完全に頭がハテナだったんですが、今になると、なるほどなと感じる訳です。
 
その後に
 
 
 
『わしもドンやな』
 
 
 
と言ってた意味は今でもちょっと分からないですけど。
 
 
ゴッドファーザーの3部作ではシチリアからアメリカに渡りファミリーを築いた初代のドンから、イタリア系アメリカ人として育った息子にドンの座が引き継がれ、その新しいドンが主人公として進んで行く物語になっているんですが、親父はその主人公に自分を重ね合わせたんでしょうね。
 
まっっっっっったく違うけど。
 
ちなみに主人公役はアル・パチーノなんですよね。
 

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親父よ。どこにこの要素あんねんと。髪の毛生やして出直して来いと言いたいですよ息子は。
 
結婚を4回も経験した親父にとっては、じいちゃんの車壊して半殺しにされかけて教会に逃げ込んだだけじゃない、それなりの人生譚があるみたいですけど、変わらず家族を愛する気まぐれな人のままじじいになってくれれば良いなと思います。
 
そもそもそこに憧れ持っても俺らごく一般の普通の家庭ですやん。
 
 
 
放蕩息子はドンにはなれんぜ。
 
 
 
と言う言葉を、さらにその放蕩息子から送りたいと思います。
 
 
とにかく、自分の家族から愛され、尊敬され、親族友達関係なく周りに囲まれて楽しく生きていけたら良いな。そんな人たちを守って支えていける立派な人間になれれば良いなと思わせる。特に3のラストを見たらより一層そう思う。
 
僕にとってはそんな映画です。
 
それと同時に
 
もうDVDボックス買おうかな。でもきょうびDVDやと画質あれやし、ブルーレイにしようかな。でもブルーレイ観れるやつ持ってないしこれをきっかけに…いや、それは何か違うやん。別に必要ないと思ってるし。でもな〜
 
という副作用に悩まされている日々です。
 
好きな映画の1位に挙げてもいいかもしれないけど、何だかありふれてる感がありすぎて、世間体を気にする小心者と自己顕示欲の塊という醜い性格を併せ持つ僕としてはまだ一歩決め手にかける気がしてるので保留とします。
 
 
あぁ…
 
 
素直になりたい。
 
 
 
以上、パクシンでした。