MEMOSHIN

カルメラのピアニスト、パクシンによる日々の出来事をパクシン目線で見たブログ

多分今日は一生想い出に残る日。

 
誕生日を迎えました。
 
今日で僕は28歳になりました。
 
 
沢山のお祝いの言葉を頂き感謝です。
 
 
今年もこの日を迎えて無事に一つ歳を重ねることが出来たのは、関わってくれる人たちのお陰。良く見る”月並み"とも言える台詞にここまで自分の心が重なることがあるとは、昔は思ってもみませんでした。
 
音楽を生業とし、去年よりもステップアップした”PAKshin”として今ここにいられること。まだまだこの道を先を見つめて走り続けられること。いま健康でいられること。何よりも幸せなこと。
 
そんな身体的にも精神的にも恵まれた状態で無事に1年を過ごせたことの感謝と報告を『おめでとう』の言葉を頂くより先に、関わってくれた人たち全員に直接伝えたい気持ちでいっぱいです。
 

 

誕生日は『おめでとう』をもらうより『ありがとう』って伝える日ってのがしっくり来ます。
 
 
だからここで言います。
 
 
 
 
 
 
 
皆のお陰で一歳老けたよー!!
 
 
 
ありがとーーーーーー!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
そんな28歳の誕生日の今日を、僕は地元で過ごしました。
 
昨夜の仙台終わりで大阪に向かい、本日は地元の生野区民センターにて
 
アジアハウス・生野こもれび保育園主催
『明日をわかち合うためにⅥ』
 
というイベントに参加しておりました。
 
 
生野こもれび保育園というのは、その前身が僕の出身保育園であり、園と同じ敷地にあるアジアハウスという団体は、海外から来る留学生の寮であり、こども劇団を擁する団体。僕はこのこども劇団に小学校を卒業するまでいました。詳しくは以下webサイトへ。
 
 
今日のこのイベントは、その両団体が主催する2年に一度の発表会のようなものです。僕はゲストとして、ソロピアノで出演させて頂きました。
 
 
アジアハウスの留学生それぞれの出身国の伝統文化を教育に取り入れているこの保育園は、本当に国際色が豊かです。そして、昔から舞台にかけては特にスパルタ指導。こども劇団のほうももちろんそうで、歌に合奏、劇に伝統舞踊などなど、まだまだ小さな年端もいかない子どもたちができるとは思えないパフォーマンスを先生たちは指導します。
 
 
僕はこの日、ゲストとしてプログラムを始めから鑑賞していました。
 
 
まずはタップダンス。
 
 
3歳や4歳ぐらいの子も混ざっているように見えるのに、皆普通に上手いやないか…
 
 
てかめちゃくちゃカッコええやないか…
 
 
 
続いてコーラス。
 
 
 
 
え、待って…
 
 
 
 
 
 
めっちゃ上手くない?何これ?
 
 
 
 
 
えっ何そのファルセット何?
 
 
 
 
 
みたいな事がどんどんと繰り広げられていくんですよ。
 
 
保育園児達がアルゼンチンやイスラエルの民族舞踊を踊ったり。
 
 
 
見てて凄いなぁと思うと同時にすごく懐かしい気持ちになりました。
 
 
 
『あぁ〜俺もこんなんやってたなぁ…』
 
 
 
『そして、練習で先生によく泣かされたなぁ〜』
 
 
 
そんな事を思うと、ホロっときそうになって。懐かしんでたらあっという間に自分の出番が来ました。
 
 
 
2曲ソロで演奏したんですけど、そのうちの一曲は絶対にここでやりたいと思ってた曲。
 
 
韓国民謡の『アリラン』という曲です。
 
 
 
僕もそうですが、生野区在日コリアンが多く住む街。国際色豊かな教育をするこの保育園では、そのルーツを持つ人たちを尊重する、そしてそんな街に住んでいるのだから色々な伝統文化を学んでみようという取り組みをされていました。
 
僕もこの『アリラン』を保育園時代に教えて貰いました。
 
たまに実家に帰ってきたときに、ピアノを弾く機会があるとこの曲をちょろっと弾くんです。すると、僕のピアノに合わせて祖父母が歌ってくれて、その度になんだか心にグッとくるものがありました。
 
 
 
ミュージシャンとして、ピアニストとして、初めての地元での演奏。
 
それが出身保育園が主催するもので、僕にとっては小さいながらも”凱旋"という大きな意味がありました。
 
 
そんな機会に、自分のルーツやこの街のこと、育ってきたあれこれを考えると、僕の中では『アリラン』を演奏することは始めから決まっていたことのように当然で、大きな意義のあることでした。
 
 
父も母も祖父も祖母も、小さい時から見てくれた先生たちも、友達もいてる中で、僕はこの小さな”凱旋”で自分の中の大きな意義を果たせたような、そんな気がしました。
 
 
たまたま東京から帰阪していた妹二人も見に来てくれたのですが、後から
 
 
 
『おじいちゃんもおばあちゃんも凄い感動してたし、見に来てた人たちが皆感動してたよ』
 
 
 
と様子を伝えてくれて、普段は割と辛辣なことしか言わない正直な(笑)妹が言うことなのだから多分そうなんだなぁと。そう思うと本当に嬉しかった。
 
 
やって良かった。
 
やらせてもらえて良かった。
 
 
 
そして、ソロピアノの後は子どもたちのタップダンスとコラボしました。
 
プレスリーの『ALL SHOOK UP』という曲をアレンジしてやったんですけど、ほぼ本番ぶっつけ。実際めちゃくちゃヒヤヒヤだったんですけど…
 
 
 
何や君たち、その完璧な合わせっぷりは…
 
そしてそのカッコ良すぎるダンスは…
 
 
 
お世辞抜きで本当にたまげた…子どもの可能性って凄いんすね…
 
 
 
 
そして、無事に演奏が終わるとインタビューがありました。園児さんが僕に質問をしてくれ、それに答えるというスタイル。まぁまぁ。微笑ましいやつやろ?微笑ましい質問に、OBのお兄さんが微笑ましい回答するやつやろ?と思ってたら
 
 
 
 
 
 
 
 
『今どれぐらい売れてるんですか?』
 
 
 
 
 
 
 
っていう、内角をエグる豪速球が飛んできてびっくりしました
 
 
 
 
子どもの可能性って凄いんすね…
 
 
 
という訳で僕の出番は終わり。その後も続くプログラムの中で最後に劇があったんですけど、題材が『地獄のそうべえ』というやつで、これは僕も子ども劇団のときにやっていたものでした。
 
 
もうね、懐かしさと、当時より数段レベルアップしているクオリティに、見ていて涙を堪えるのに必死でした。
 
 
”そうそう。こんなセリフだったな。”
 
“あの小道具!"
 
“あの和太鼓!"
 
 
一気にタイムスリップした気になって見ていたら、気付いたら終幕。懐かしかったなぁ…
 
そうそう、あの時俺の役は…
 
 
 
 
 
 
青鬼
 
 
 
 
 
やったけど。
 
 
 
それも良い思い出。
 
 
 
この日通して感じた事は、先生達の”想い”の強さでした。確実に皆さんが子どものために、高い目標を持たれているのを感じました。
 
 
『人前に出ると度胸もつくし、舞台に出る喜びを少しでも知ってもらえたら良いなぁと思ってるんです』
 
 
舞台袖で話したある先生はそう言っておられました。そしてその後にこうも言ってくれました。
 
 
 
『そうしていくうちに、ここにいる子達の中からパクシンさんのような方が生まれてくれればそんなに嬉しいことはないですね〜!』
 
 
 
僕はその言葉が凄く嬉しかった。多分、僕の時代と本筋の方針は変わっていない。むしろレベルアップしている。だから、きっと現れるに違いない。間違いなく僕の舞台度胸はここで養ってもらった。ステージに立つということ楽しさを知ったスタート地点はこの場所だということに、改めて気付かされました。
 
 
 
自分の舞台人生の、本当に初めの初め。そんな舞台に”ゲスト”として”プロミュージシャン”として “ピアニスト"として帰って来れたこの日。小さく見えるかもしれないけど、僕の中では大きな意味を持つ凱旋でした。
 
 
何て素晴らしい誕生日を過ごせたんだろう。
 
 
原始点を感じられて、気付かされたことが沢山ありました。さらに色んなことを考えて、前に進んでいくモチベーションに繋がりました。
 
 
本当に今日は特別な日だった。
 
 
見に来てくれた方々、関係者の皆さん、出演者の皆さん、共演者の皆さんに感謝です。
 
 
 
 
 
帰り際にとある男の子から
 
『パクシンさん!パクシンさん!』
 
 
と呼び止められて
 
 
『なにー?』
 
 
て聞いたら
 
 
 
 
 
 
 
『さっきそこにパクシンさんの弟おったで』
 
 
 
 
 
 
て言われました。僕の知るところではうちには妹が2人いるのみです。
 
彼にはいったい何が見えていたんだろう…子どもの可能性ってすご…
 
 
 
 てことで、演奏風景や子どもとの写真は載せれないんですが今日撮った写真をちょろっと。
 
今日僕を呼んでくれた、副園長兼アジアハウス代表の辻本先生と。兄弟三人仲良くめちゃくちゃ怒られてました。笑
でも、凄く愛があって。怖いけど大好きな先生でした。彼女のバイタリティーは本当に素晴らしい。先生、こんなに小柄やったんや…
いつまでも厳しいながらも愛の溢れる元気な先生でいて欲しい。辻本先生、ありがとうございました。
 

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そして、今日見に来てた同級生がたまたま持ってた『地獄のそうべえ』で青鬼役をやってた俺の写真。
突っ込みどころありすぎるけど、この顔に薄くペイントされている青鬼感を醸し出してる成分は次の日になってもとれなかったのすげぇ覚えてる。髪型がツノを現してるのかただの寝癖なのか謎。あと俺この股間のとこどうなってんねんこれ。
 

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帰ってからは家でばあちゃんとおかんの手料理で誕生日を祝ってもらいました。家族が全員揃ってゆっくり晩御飯を食べるのが本当に久しぶりで、本当に楽しかった。この時間もだんだん限られたものになっていってるんだなぁと思うと、愛おしくて。ちょっと泣きそうになった笑
 

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締めは妹が買ってきてくれたバースデーケーキでした。
またこうやって皆で一緒に楽しい時を過ごせるように願ってろうそくの火を消しました。
 

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という訳で本当に良い誕生日を過ごさせてもらいました。
 
今からサウナ行って〆るつもりです。
 
 
 
皆さん、28歳になった僕もよろしくお願い致します。
 
 
以上、パクシンでした!
 

映画観るならひとり派?ん〜…場合による派。

 
昔から一人で行動することが得意な方です。
 
飲食店に一人で入るなんて余裕。一人で映画も行くし、買い物も一人で行く派。誰の気も遣わなくていいし。
 
優柔不断な性格なんで、食べるメニューも、何を買うかもゆっくりしっかり吟味してから決めたい。失敗した時の後悔は、その責任が自分にあると割り切れるもん。誰かと一緒にいて、時間や相手のことに気を遣って失敗しちゃったらその後悔は倍に感じる。気がする。
 
でも、人と一緒にいるのは楽しいし、仲間でわいわいするのも好き。皆で楽しむのが趣旨なのに、この『注文ミスった。あっちにしときゃ良かった』なんて無粋なことは思いません。バランスですよね。
 
だから、一人焼肉なんて挑戦しないし、したいとも思わない。どうしても一人の時に肉喰いたかったらケネディでステーキ食うわ。
 
とまぁ、何だか飲食店におひとり様なシチュエーションの話に傾いてますけど、僕は結構一人で芸術に触れるのって好きなんですよ。
 
より場の空気感に浸れるし、作品に対して没頭できる。
 
『あ〜ここはこうだったなぁ』とか『なるほど、あれはこういうことか』とか『ここが素晴らしかったなぁ』
 
みたいなことを、帰り道なんかの記憶が新しいうちに一人でじっくり反芻するのが好きで、深く感性を育める気がする。
 
他に気にかけることがない状況がある方が、集中できるってことだけなのかもしれないですけどね。
 
もちろん、その場に誰かと一緒に連れ立って行くことも嫌いじゃないですよ。終わってからあーだこーだと言えるし、楽しくってその後のお酒が美味しく感じるしね。
 
 
そういう意味では映画とか良い例かも。
 
 
そう、デートの定番と言えば映画!
 
 
暗い空間で二人で並んで極上のエンタメをそれなりに安い値段で楽しめる。めっちゃ良いやん。僕も何度か女性と映画には行きましたよ。
 
ここで、何を見るのかが結構重要なポイントだけど、そう都合良く二人の趣味の間とったのがやってなかったりするじゃないですか。
 
例えばこんなラインナップ
 
 
 
スターウォーズみたいなんの新作
 
・なんか犬とか出てきて感動するやつ
 
・B級臭するサスペンス
 
・ドラ⚪︎もん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どうします…?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな詰んだ状況ある?相手にもよるけど。
 
 
こっちとしてはね、そらスターウォーズみたいなんの新作が観たいんですよ。時間とお金遣って観るという意味では本心はそうよ。でも多分、女子知らんやん。スターウォーズみたいなん多分見てないやん。昔の三部作とか追ってないわけやん。興味ないわけやん。
 
そんな事分かってるから、まぁその本心はぐっと堪えるわけですよ。
 
 
じゃぁ何観る?と。
 
 
 
 
 
『なんか犬とか出てきて感動するやつ観る?』
 
 
 
『うん!いいよ!』
 
 
 
 
 
 
ってなる!多分なる!なるやん!
 
 
 
 
観たい??ほんまに観たいと思ってる?なんか犬出てきて感動するやつほんまに観たいと思ってる??大の大人が観るにはあまりにもストーリー見えてるやつやけど、多分お互い妥協で選んでしまってるよね?
 
って。何か、僕の中で
 
 
 
 
『これ別に映画館で見なくてもよくない?』
 
 
 
 
って感情が凄いんですよね。
 
 
だからと言って、残された選択肢はさすがに提案するのも憚られるもの。まぁ俺は好きやけど。ドラ⚪︎もん。
 
 
その選択肢が無いとしたら、もう多分犬のやつになると思う。でも多分、感想は
 
 
 
 
 
 
 
『犬可愛かった』
 
 
 
 
 
 
 
『おじいさん優しかった』
 
 
 
 
だと思う。
 
 
多分、それ以上頑張って絞り出しても
 
 
 
 
 
 
 
『となりのおじいさんとおばあさん意地悪やった』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『枯れ木に花咲いて凄かった』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『犬やからワンワン言うのに、ここぞって時に”ここほれワンワン!”っていきなり人間の言葉喋ったんびっくりした』
 
 
 
 
 
 
 
ぐらい。
 
 
 
 
書いてて、これの実写化あるなら絶対観に行くけどなって思った。
 
 
 
 
 
まぁそんな事をつらつら語ってるけど、別にデートだし、観る内容が大事な訳じゃないねんから、別にどうでも良くない?ってことじゃないですか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺はそんなことにいちいち悩んでまうんやぁぁぁあああああ!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ってことでね、向いてない。向いてないねん。前提からして。
 
一人で楽しみたいものは一人で楽しみたい。皆で楽しめるものは皆で楽しみたい。
 
 
 
それでええやん!!
 
 
 
そもそも誰も文句言ってないけど!!
 
 
 
例えが映画になったからちょっとだけ変な方向に行った気がするけど、多分ライブも同じかなぁとか思うことあるんですよね。
 
 
やっぱり一緒に行く人がいた方が心強いってのもありますしね。ライブハウスやクラブに一人で行くのって気がひける気持ちあるのすごい分かるし。
 
でも、一人で行っても、一人だからこそいつもと違った楽しみ方ができることってあると思うんですよ。
 
 
そんなことを考えた上で、僕がやってる個人の活動のライブは、場所や内容など含めて、おひとり様向きなのかなぁと思うんです。実際おひとりで来られる方もけっこういらっしゃるし。
 
 
で、そんなことを考えてると、より一層、おひとり様でも来やすい空間を作れたらいいなぁと思う訳です。
 
どうしたら良いのかはこれから考えていってちょっとずつチューンナップできれば良いなと思ってます。
 
 
もちろん、友達と来るのは大歓迎ですよ。でも、友達いないし一人だしって悩むことがあれば、それでも来やすい環境、来て良かったと思えるものを作りたい。
 
そして、そんな方には一人だからこその楽しみ方を提供できれば。
 
 
 
最近、カルメラ以外でのライブも多くなってきたので、何となくそんなことを考えたりしています。要は、良い空間を作って行きたい。漠然としてるけど…
 
 
明日はSUNDAYカミデさんと下北沢Circusにて『サンデーとパクシン』です。こちらは完売しております。
 
26日は、僕の月例主催イベント『パクシンの部屋TOKYO vol.9』が下北沢cafe/fieldであります。こちらはお席ちょっとだけ残ってます。
 
 
個人のイベントも、ただ何となくやるんじゃなく、想いを持ってやってます。その想いを、ちゃんと言葉にして分かりやすいように伝えられるよう、より一層みなさんに興味を持ってもらったり、共感してもらったりできるよう、日々努力していきたいと思ってます。
 
もちろん、カルメラのライブもおひとり様大歓迎ですよ。絶対に楽しめる内容をお届けするために日夜頑張ってます。
 
 
って訳で、よろしくお願いします!
 
 
 
 
2/26(金)『パクシンの部屋TOKYO vol.9』
@下北沢cafe/field
OPEN19:30/START20:00
¥2500(1drink別)
 
ゲスト:青木ケイタ(BSax. from THE MAN)
 
ご予約はpakshin.official@gmail.comまで
 
 
 
 
結論、デートで映画に行くならスターウォーズ全部網羅してて、一緒に楽しめる女子が良い。でも好きが高じてマニアックだったり、アツすぎるのはいや。そして、花さか爺さんの実写版が公開されることがあるなら絶対に観たい。
 
以上、パクシンでした。
 

禁止にされたハーフパンツ

『お前その話今かよ』的な話になっちゃいますけど
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本ラグビー凄かったですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
五郎丸さんの活躍が凄かった。ルール分からんけど。凄いのは分かった。五郎丸ポーズ!
 
 
 
 
いや、今更なんは分かってるねん。でも、ふとした事から先ほど日本ラグビーの話題が目に入り、僕の脳裏をある記憶がかすめて行ったので、記憶を呼び戻して留めておくためにブログに残そうと思って。お暇な方はお付き合い下さい。今回は僕の高校時代の話です。
 
 
学生時代にいた風紀に厳しい先生。
 
 
先生あるあるをあげていくと、TOP3に入るであろう、どこの学校にも必ず一人はいる生活指導の厳しい先生。そんな先生がうちの高校にもいました。
 
蛭間先生という方で、とりあえず”ヒルマ”と読むんですけど、漢字は自信ないので予測変換任せです。
 
この蛭間先生、僕の学年を受け持ったことはなく、直接的に教科を指導された訳でもないんですが、ちょっとした名物先生でした。それはもちろん、やたらと風紀に厳しいから。
 
僕の高校には”校証”というバッチがあり、それを常日頃から衣服に身につけていないといけないという校則があったんですけど、そんなの高校生からしたら
 
 
『誰がそんなん守んねん。ほんで誰がいちいちそれ見てんねんバーカ。そもそもダサいねん。』
 
 
って感じなんですよね。でもね、見てるんですよね。
 
 
 
 
 
そう、蛭間先生は。
 
 
 
 
 
毎朝、校門に立っては登校する生徒をチェックし
 
 
『お前、校証はどうしたんや?』
 
 
と睨みを効かせて聞いてくるんですけど、僕は
 
 
 
『筆箱につけてます』
 
 
 
という訳のわかんない言い訳をしてた記憶があります。自分から張り切って校則破ってますアピールしにいってるアホな子…。しかし、アホかどうかはさて置き、何か言い訳できるならまだしも、そこでタジタジとしてしまう生徒はその場で校証を買わされます。
 
 
『校証買え!』
 
 
と、普段なら購買でしか売っていないはずの校証を、その蛭間先生は手に持ってる箱に沢山入れて、その場で持っていない生徒に買わせていました。何という購買との癒着関係。
 
 
でもその場で買っても、結局は教室に入った瞬間にみんな外してしまうので
 
 
『俺、校証持ってる数10個超えたわ〜』
 
 
なんていう猛者もちらほらいましたね。
 
 
そういえばうちの学校は私服だったんですけど、訳のわからない校則の一つとして
 
 
ハーフパンツ禁止
 
 
というのがありました。理由は”高校生らしくない”という凄く漠然としたもの。茶髪やピアス、携帯が禁止なのはまだ納得行きますけど、そこと同列にハーフパンツが並べられていたんですね。
 
 
 
茶髪、ピアス、携帯、ハーフパンツ禁止!!
 
 
 
ハーフパンツの場違い感よ。本来ならよされてもない存在。茶髪、ピアス、携帯というワルのグループに、『僕も混ぜてよ〜』と言いながらその三人にゴマをすり、金魚のフンのようにひっついているやつ。ワル三人組がそいつの事を陰で笑いながらも、まぁパシり役が一人できたと思って利用したら良いんじゃん?ぐらいに思われてるやつ、ハーフパンツ。そんな風にしか見えない。
 
まぁでも、そんなに自らハーフパンツを履いてくるような奴はいなかったんですけど、またもやその蛭間先生が『ハーフパンツ禁止!』と声に出して言ってた記憶はあるんですよね。
 
 
 
 
そもそも誰も履いてへんし。
 
 
 
 
てゆうか冬に言われても…
 
 
 
 
それぐらいの感じ。しかし当時、一つ上の先輩で、やたらと生徒会に立候補する人がいたんですけど、その人が公約として全校生徒に掲げていたのが
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハーフパンツ禁止!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もうええわーいっ!
 
 
 
 
 
どこまでハーフパンツ引き合いに出すねん!
 
 
 
 
だから、そもそも誰も履いてへんし!
 
 
 
 
ほんでいま冬やし!!
 
 
 
 
 
 
って言うか…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
元から禁止や!!!!!
 
 
 
 
 
って訳でその先輩は毎回落選してました。お察しの通り、相当変わった方でしたね。話したことないけど元気にしてるかなぁ。
 
 
話は少しそれましたけど、そんな色々とある校則や風紀に厳しかったのが蛭間先生でした。
 
 
基本的に生徒の自主性を重んじる学校でな上に、他の先生方が割とゆるかったのもあり、蛭間先生のキャラは際立ってたんですね。
 
やたらと怒る先生。しかもその怒り方が、何となく奥底に愛を感じられないというか、上手く伝えられないけど、ずっと憤怒の表情なんですよね。他の先生の”怒る”とは何かちょっと違う。僕はそんな風に捉えてました。
 
学年が変わり、全校集会での担任発表の時、蛭間先生が一つ上の学年を担当するとなっただけで先輩たちはざわめき、ところどころで
 
 
『おい…』
 
『またか…』
 
 
という言葉が聞こえてきていました。そして、遂に蛭間先生が担任するクラスが発表された瞬間、あからさまに
 
 
 
えええええぇぇぇっっ!!!!!!
 
 
 
という声が上がり、そのクラスの先輩たちは悲壮感のある顔をしていました。
 
 
 
『ヤバいって!マジありえへんねんけどー!』
 
 
 
っていう女子の声がアリアリと脳内で再生できる。そんなんほんまに言ってたかどうかは分からんけど、このシチュエーションで、大阪の女子高生ならこれを一言一句違わず言ってる。自信あり過ぎる。
 
 
 
まぁ先輩達はご愁傷様だなぁと思いながら、部活の先輩で不幸なことに蛭間クラスになった人に、実際その先生がどんな人なのか興味本意で聞いてみると
 
 
 
 
 
自己紹介の時に放つ『夜でもヒルマです』という決まりジョークが滑り倒してる
 
 
 
 
 
という情報が得られるのみで、後はその先輩の表情でお察しという感じでした。
 
 
そこからも、蛭間先生による登校時の風紀チェックはたびたびあり、自転車登校をしてた僕は、チャリの後ろにつけるロッカク(地域によりロケット、ステップなど呼称がさまざま)を没収されたり、校証を買わされたり、校証を買わされたり、校証買わされたりしました。
 
ロッカクについては没収されるのは分かるけど、その後返してくれなかったので、直接言いに行ったんですよね。返して下さいよって。
 
もちろん一蹴されたけど
 
『親の金で買ったんやからこれは親のものであって、そもそもそっちに所有権があるのおかしい。』
 
的なことを言ったら、他の生徒たちから没収したロッカクがたくさん入った箱を出されて
 
『ほな持っていけよ!』
 
って言われたんですよね。いやいや、これやったら俺のがどれか分からんし、そもそも根本的に分かってねーなーと思いながら、適当なやつ選んで持って帰りました。
 
 
 
そんな蛭間先生にも転勤のときがやってきます。
 
 
学内では
 
『聞いた?ヒルマ転勤らしいで!』
 
『マジで?ヤッター!!』
 
というむごい会話が繰り広げられていましたけど、悲しいかな、これが先生がこの学校でやってきた事の結果なんでしょう。
 
 
 
そして全校集会において、蛭間先生が最後の挨拶をします。
 
 
 
その挨拶は冒頭から、何か違和感のようなものがありました。この挨拶は誰に向けられてるんだろうかという感じから、だんだんと右寄りな話になり、今の男子高校生に訴えかけるようなスピーチ。
 
回天という大戦で用いた人間魚雷(これはうちの高校の出身の人が開発した)の話も出てきて、だんだんと不穏な空気が流れる。
 
話を聞きながらも『おいおい、大丈夫か?』と思って周りをみると、みんなが同じような空気に包まれていました。
 
 
加熱していくスピーチ。脳裏をかすめる”三島由紀夫”というワード。あかんあかんあかーん!
 
まぁさすがに切腹は絶対ないにしても、結びにどんな言葉を放つのか。どんなメッセージを俺たちに残すのか。全校生徒が固唾を飲んで聴き入る中、蛭間先生が話を続けます。
 
 
 
『だから私が伝えたいのは、男子高校生は全員…』
 
 
 
 
うん
 
 
 
 
『男子高校生はね、みんな…』
 
 
 
 
 
うん。
 
 
 
 
 
『男子高校生は全員ね…』
 
 
 
 
 
うん!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『男子高校生は全員ラグビー部に入れ!』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
( ゚д゚ )
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まさか過ぎる!!!!!!!
 
 
 
 
 
いや、、俺もう陸上部やねんけど…
 
 
 
そして波乱のスピーチは無事に終了。結局、右寄りな話をした最後に『男子高校生はラグビーをしろ』というメッセージでまとめた内容。訳が分からなすぎて…
 
 
友達に『なぁ、蛭間先生ってラグビー部の顧問やったっけ?』と聞いてみると
 
 
『たぶん違うで』
 
 
と。
 
 
 
より一層訳わからんわ!!!
 
 
どういう立場やねん!お前何の人やねん!!
 
 
 
 
と、全校集会後、その場は騒然としていました。
 
 
……
 
……
 
 
 
っていう話をね、五郎丸さんをテレビで見た時に、そういえばラグビーといえばこんなことあったなぁと思い出しまして。
 
 
 
 
思い出した時に、こうやって改めて話を綴ってみて思うのは
 
 
 
 
 
蛭間先生めっちゃおもろい人
 
 
 
ってことかな。どの角度からみても面白い。
 
 
良い大人がムキになって、校証校証と言って生徒に目くじらをたて、仕事とはいえその度の越しっぷりに、たぶん周りの先生は『いやいや蛭間先生、もういいっすやーん』って思ってたんやろうなと勝手に想像すると、融通が利かず真面目なゆえにずっと怒ってるとことかおもろいし、冗談が全く通じないないくせに、『夜でもヒルマです』って自分では欲しがりに行ってるとこ、しかもそれがどう考えても滑ってるのに、え?なんで?なんでそれでいけると思ったん?この空気やで?ほんでそのキャラやで?ってとことか全くわからなかったんだろうなってとこも面白くて、もはや可愛いし、生徒に詭弁を使われただけでムキになって拗ねるとことか、マジで右寄りな話を上からしてくるけど、高校生にもなるとそんな人の話なんて真面目に聞く奴なんて少ないのに、それでも必死で。挙げ句の果てに、ラグビー部と何の関係もなかったにも関わらず、男子生徒に向かって『全員ラグビー部入れ』って。
 
 
 
めちゃくちゃオモロいやん。見ててこの人面白い要素豊富すぎる。
 
 
側にいたらイジリがいがある人。でも多分、真面目で堅いからイジったら激昂するんだろうなぁ…
 
 
めっちゃエッチな女の人に迫られたらどんな反応するんやろうなぁ。絶対面白いと思うねんなぁ。
 
 
 
 
 
で、この話、俺が何を言いたいかというとですね。
 
 
 
僕はこの蛭間先生のことを、当時は凄く怖い人、ややこしい人、近づいてはいけない人と捉えてたんですよ。多分、他にもそう思ってた生徒は多かったはず。その時代に先輩から聞いた挨拶のジョークの話も、転勤時のスピーチも、当時は嫌悪感というか、凄く嫌な気分になったもんで、常に怒っているけどどことなく愛情がなさそうな感じとか含め、すごく冷徹で危ない人間に見えてました。
 
考えてみたら蛭間先生だけじゃない。
 
凄く良い学校だったけど、反骨精神があり、伝統を大事にする気風が裏目に出ることもあって。昔は『京大・阪大・神大以外は大学じゃない』って先生がみんな言ってたとか、昔は府下一番の高校と骨肉の争いをしてたとか、回天の話とか。
 
もうええわ!とは思いつつも、やっぱりまだ高校生だから、自然と流されることも当然ある。
 
でも、今になって見てみると、そんな大人のやり方や言葉に流され、あの時に必死になって悩んでたこととか、心奪われてたこととか、心痛めてたこととか、だいたいのことが良い意味で凄くしょうもなくて。こう感じられることが”大人になった”ということか〜と。
 
当時は今よりも純粋だったということかもしれないけど、
 
 
あんなに嫌悪感のあった先生のことを今では愛らしく感じることもできる。
 
 
あんなに悩んでたことが、凄くどうでもいいことだったんだなって思える。
 
 
中高生で、学校で色んな悩みある人も、5年経って10年経ってってなったら、色んなことの見え方が変わるよ。心配せんでも皆大人になるから。
 
で、多分今の俺も同じことが言えて、今抱えてる悩みとか、腹立つこととか、多分時間たったらどうでも良いことになるし、逆にちょっと面白いことに見えるんじゃないかなぁと。そう思ったらすごい気が楽になる。
 
今ある大きな障壁も、時間たったらなんでもない石ころに見えるって思えたら、色々我慢をできたり、許せたりできそうな気がする。
 
 
 
できそうな気がするねんけど!
 
 
今新幹線で前の席に座ってるおっさん二人。仕事の話とはいえ、うるさいこの二人を俺は許すことができるのかなぁ。と思ったら、やっぱり一言いうか、一睨みでもしないと気が済まないタチなので…
 
 
 
今までの話全部無しでお願いします。
 
 
 
 
以上、パクシンでした。

新年に想うこと

新年あけましておめでとうございます。
 
今年の年初は目標を掲げることは致しません。だって。だってだって
 
 
 
 
 
 
 
 
忘れるもん
 
 
 
 
 
自分なりに日々頑張ってたらそれで良いんちゃうかな思ってます。今年も相変わらず自分に甘い俺ですが、皆様どうかよろしくお願い致します。
 
 
そうそう。12月にやったパクシンの部屋TOKYO vol.7でゲストに出てくれた大野さんの事。当日の模様も含めてブログにあげようと思って書いたんだけど、恐ろしく長くて、もっと纏めないとなと思ってたら年が明けちゃった…
 
伝えたいことや言いたいことがいっぱいあるのに、筆不精ってのは自分にとって良くないですね。ってことで今日は自分の想いをちょっと真面目に綴ろうかな。
 
 
来週からカルメラでツアーが始まります。
 
2年振りに本腰を入れて全国を周るんですが、毎回どんなドラマが産まれるのか、本当に楽しみで。
 
僕たちは大阪出身東京在住ということで、活動もこの二大拠点が中心。もちろん他の都市にもよく足を運びますし、こうやって全国ツアーも組みます。
 
でもそれは『やりたい!』と言ったからといって出来るようなことではないんですね。
 
ここで大きな力になるのは、その土地の方で協力してくれる人たちです。俗に”イベンター”と言われますけど、個人の趣味の延長でやっている方から、会社やチームとしてやってくれる方々まで、その様相は様々。
 
そういう方々が色んな協力をしてくれて、僕たちはステージに立つ事ができます。
 
場所を探し、ハコを抑え、告知をし、人を集め、当日は奔走し、ギャラを工面する。
 
もちろん他にもいろいろと仕事はありますけど、これだけ見ても大変。僕たちもおんぶにだっこという訳ではないですけど、遠く離れ、地域のコミュニティとの繋がりが薄い土地では、こういった人たちの力が大きな支えになっています。
 
お客さんから『どこどこにも来て欲しい!』という言葉は凄く嬉しくて、僕たちも出来るだけたくさんの土地に行きたいと思っています。でも、これは僕たちの”仕事"でもあるので、色んなことを考えます。そもそも、採算がとれるのかどうか。どれぐらい集客できるのか。もちろん、全部が全部お金じゃないとは思っているので、色んな要素を考えて見通しを立てます。その上で、まだ行けていない土地がたくさんあります。
 
今頻繁に行っている土地も昔はそうでした。数年前ならこんなツアーは組めなかった。
 
そんな僕らの事を、音楽を、拾ってくれるアンテナを持った人たちがいた。そして、その人が『自分の街に呼びたい』と言ってくれ、その街ではファンも少なく何の繋がりもない僕たちが、公演できるように、色んなお手伝いをしてくれた。そして、回を重ねるごとに段々と根付いていく。
 
 
そんな力を貸してくれる人は、単に”イベンター”と言われる人に限らず、ライブハウスであったり、地元のミュージシャンであったり、様々です。
 
今までを振り返ると…
 
 
って色んな土地のお世話になってる人の名前を挙げようと思ったけど、そんな人たちが居すぎて長くなりすぎるので、今回は置いておきます。でも、それぐらい色んな人にお世話になって、力を貸してもらって、全国色んな場所でライブをできているんだなぁと。
 
もちろん、来てくれるお客さんも大きな存在で、本当に有難いです。
 
 
そして、地元のアーティスト。
 
共演することによって、イベントを楽しくする事に力を貸してくれて、集客に協力してくれます。
 
ツアーで地元アーティストとの対バンってよくある形だと思うんですけど、これってその人たちの度量が大きいから成り立ってることで。
 
めちゃくちゃ有り体に言うと
 
『そっちでライブしたいんだけど、うちはお客さんほとんど呼べないと思うんだよね。一緒にやってくれない?』
 
ってお願いだと思うんですよ。そのアーティストに頼って、お客さんを呼んでもらうって形。それを受け入れるどころか、ツアーバンドで経費もかかるからと言って、ギャラを融通きいてくれたりする人もいます。
 
地元が盛り上がるから!
 
と、凄くかっこいい事を言ってくれたりする。
 
 
ここで紹介すると、福岡のボギーさんはまさしくそんな人です。
 
僕たちが毎年出てる、SUNSET LIVEというフェスにある”夕凪ステージ”を毎年作ってるのがボギーさん。有名なアーティストが沢山出る大型フェスで、この夕凪ステージに地元アーティストを積極的にブッキングしています。そこに、繋がりのある県外のアーティストもブッキングしていて、去年はシカキムも出してもらいました。去年出演してゆっくり話したとき『ちゃんと地元アーティストにもチャンスを作ってあげたいし、地元を盛り上げたい。』そんなことを熱く語ってくれました。
 
ボギーさんは、シカキムが福岡でライブをしたときも共演してくれましたし、カルメラのライブでも共演しました。
 
僕たちだけじゃなく、県外からくる色んなアーティストと共演し、その人たちと積極的に繋がって地元アーティストと結びつけ、独自で色んなイベントを打っています。
 
 
自分が売れるため、お金を稼ぐため、自分が他の土地に呼んでもらうため
 
やっぱり自分本位に考えてしまうようなところを、そうじゃなくて、皆のため、地元の盛り上がりのためとしてやっているその姿は、単純に凄いなと思うし尊敬します。
 
簡単なように思えるかもしれないけど、なかなか出来ることじゃない。
 
 
明後日、下北沢cafe/fieldで『パクシンの部屋TOKYO vol.8』に出演してもらいますけど、そんなボギーさんのやっていることを少しでも自分ができれば。もらったものを返せればという気持ちです。
 
繋がりができたミュージシャンや力を貸してくれたミュージシャン。そんな人たちに、微力ながら自分が力を貸してあげれる事があるとすれば、いつでもお手伝いさせて欲しい。
 
自分の裁量で、自分の力でやっている分『パクシンの部屋』は、そういう場所にもしていきたいと思っています。
 
ミュージシャンどうしなら出来ることも沢山あるけど、イベンターや、上に書いたお世話になっている人たちにはどうしたら良いのだろう。もちろん、何か困った事があって自分が何かできるならするけど、やっぱり…
 
ちゃんと有名になることじゃないかなぁと。
 
まだ全然無名だった時からイベントに呼んでくれたりライブを組んでくれた、その人の眼が凄かったんだと思って欲しい。
 
 
いつの日か武道館に立つ日、そのライブにはそういう人たちを招待したいと思ってます。
 
 
貯金せな…笑
 
 
今日スポットライトを当てた人たち以外にも、もちろんお世話になってる人は沢山いるし、何より足を運んで、時間とお金をさいてライブを見に来てくれる人たちがいてくれているからこそ僕たちは存在しています。
 
そのために、毎回最高を更新するライブをしないと。
 
 
武道館はまだ遠いけど、このツアーはそんな決意を持って、この数年での成長のお礼参りができたらと。絶対に楽しくなる。
 
 
皆さんに会えるの楽しみにしてます!
 
 
 
 
って最後告知で終わるんかーーーい!!!!!
 
 
そう思ったあなたへ。本当の最後は…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
告知です!!
 
 
『パクシンの部屋TOKYO vol.8』
@下北沢cafe/field 
 
ゲスト【ボギー】
 

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OPEN 19:30/START 20:00
¥2500(1drink別)
 
ご予約は
pakshin.official@gmail.com
まで!
 
 
 来てね!
 
以上、パクシンでした!
 
 
 
 

あの時の高校の音楽室からTVのコマーシャルへ。〜「犬、逃げた。」という曲〜

 
先日、僕のバンド「カルメラ」の楽曲、「犬、逃げた。」がSONYの新型ハイレゾウォークマンのキャンペーンソングに抜擢されました。
 
現在、TVコマーシャルでも流れ始め、本日、12/2に再録音源もリリースされました。
 
 
まさかこの曲がここまでになるとは…!
 
 
この曲の作曲者は僕なのですが、この曲には、実は色々なエピソードと歴史があります。この機会に振り返ってみたいと思います。
 
僕がピアノを始めたのは4歳のとき。
 
そこから色々とあって、ピアノを習うのを辞めたりしつつも、細々と続けていました。小曽根真さんや松永貴志氏を育てた、関西のビッグバンド「アロージャズオーケストラ」の前リーダー、北野タダオ氏に習った時期もありましたが、それも遠い昔。
 
中高と陸上部に所属していたのですが、めっきりピアノを弾く機会が少なくなった高校生のときには、昼休みに音楽室にこもってピアノを弾いていました。
 
特にレッスンもなく、誰にしばられることもない、自分の好きな曲を好きなようにデタラメに弾く時間が心地よくて、昼休みの音楽室での時間は自分にとって特別なものでした。
 
当時すでにジャズという音楽に興味を持っていましたが、理論やアドリブのことなんてあまり分かってないながらも、ポロポロと色々弾いてはいました。独学と言えば聞こえは良いですが、”弾く"というより”遊ぶ”という言葉の方が当てはまっていた気がします。
 
その中で、なんとなく「自分で曲を作る」ということに興味を持ち始め、作曲の真似事のようなことをするようになりました。
 
もちろん、当時の自分は「作曲をしてる!」と思っていましたが、今考えてみると、すごく短いワンフレーズだけとか、曲として支離滅裂で体を成していないものが多く、それを譜面にも残さず、録音することもせず、指と頭で覚えるだけという感じです。よくいる軽音楽部の人や高校生のギター少年の方がよっぽどちゃんとしてたんじゃないかな。
 
それでもその中には、その後何年も温められたアイデアが沢山ありました。
 
その中の一つが、この「犬、逃げた。」です。
 
今の完成形とは程遠いものですが、サビのメロディーや頭の中にあった全体像はすでにこの時にできていました。ただ、それをしっかりと作り上げ、その上で表現する実力がまだなかったんです。
当時、同級生の同じくボーカルをやっている女の子とユニットを組んで文化祭に出たりもしましたが、当時はまだオリジナルをやるには至らず、カバーばかりやっていました。
 
そして、大学生になります。
 
大学生になった僕は、、体育会系から文化系へのジョブチェンジを希望し、中高やっていた陸上を続けることを選ばず、軽音楽部に入部しました。
 
軽音楽部では人生で初めて「バンド」というものを経験し、先輩たちに揉まれつつ色々なことを教えてもらいました。だいたいの軽音楽部もそうだと思うのですが、うちもコピーバンドがメインの部で、僕も様々なバンドやユニットをコピーして演奏していたのですが、そのうちにある感情が湧いてきます。
 
"自分のバンドを組んで、オリジナル曲を作り、学外でライブをしたい!"
 
軽音楽部内ではなく、外で活動することを「外バン」と言うんですが、高校生の時に一緒にやっていたボーカルの女の子や、今度一緒にライブをする松田礼央などをメンバーに引き込み、僕は念願の「外バン」を結成しました。
 
そのバンドでオリジナル曲をするべく、僕は初めてとなるバンドでの楽曲制作をします。
 
そこで生きてきたのが、あの高校生の時に音楽室でピアノを弾きながら作っていた様々な曲たち。
 
 
"あの当時まだ支離滅裂だった曲、アイデアを今の自分ならカタチにすることができる"
 
 
そう思って、自分のバンドでのサウンドを目指し、どんどんと曲にしていきました。その中に「犬、逃げた。」も当然入っています。
 
当時はそんなタイトルじゃなくて、今ではその時どんな名前だったのか思い出せないけど、自分のバンドにとって大切な曲の一つでした。そして
 
 
『これから、もっともっと曲を作ってどんどん活動して行くぞ!』
 
 
と思った矢先に、このバンドは解散してしまいます。もうこれは、音楽活動している人にとってはあるあるですね。綺麗に出鼻をくじかれた僕は、その後、再びバンドを作ることもせず、軽音楽部で活動したり、誰かのサポートで外でライブをしたりという細々とした活動をしていました。別に音楽で食べて行こうなんて微塵も思っていなかった当時の僕は、将来のために資格の勉強とか始めだしたぐらいです。
 
そんな中、ひょんな出会いときっかけから、あるバンドのメンバーにならないか?という誘いが来ます。
 
そう、それがカルメラでした。
 
初めてのスタジオでリーダーのゴウシくんに気に入ってもらい、加入を打診されましたが、ソイルやスカパラといったインストバンドにハマっていた自分にとっては、このバンドの編成に凄く興味があり、何より、出鼻をくじかれて出来ず終いだった「外バン」をやっぱりやってみたいという思い、そして、愉快なお兄さん達がいるこのバンドは何だか楽しそうだ!という理由で、カルメラのメンバーとして活動していくことを決めました。
 
そして、加入してはじめの方のスタジオでゴウシくんからこんなことを言われました。
 
 
『もし曲を作れるならどんどん作って欲しい』
 
 
待ってました。あるんです!僕、もう曲いっぱい作ってるんです!そして、その曲たちは報われずにいるんです!!
 
僕は
 
『何曲かあるので、もしできるならこのバンドでやりたいです』
 
と言って、その場でメンバーの皆に、自分の曲をピアノで弾いて聴いてもらいました。
 
それを聞いたゴウシくんを始めメンバーの皆はすごく気に入ってくれ、採用となり、カルメラとしてのアレンジ作業をして、晴れてカルメラのレギュラーセットリスト入りとなりました。
 
「あの夏のエーゲ」や「ホテルジャズ」などがその曲です。
 
 
あれあれ?「犬、逃げた。」がない?
 
 
そうなんです。もちろん、この曲もプレゼンはしたのですが、何と、当時のメンバーでこの曲を再現することはちょっと難しいとなり、一旦お蔵入りになったのです。
 
僕も深くは考えず、まぁこの曲はまたどこかでできれば良いかぐらいの感覚で終わっていました。
 
そこから少し時が経ち、カルメラのライブの中で『リズム隊だけで演奏するブロックを作ろう』という話が出ます。しかし何の曲をしようか…議論になるなかで、多分ゴウシくんが
 
『あの曲は?』
 
と言いました。そう、一度お蔵入りになった「犬、逃げた。」です。
 
ここでようやくこの曲が採用となり、リズム隊バージョンでのセットリスト入りを果たすことになりました。
 
当時は壮大なイントロというか、静かなブロックと今のアレンジのような激しいブロックの二段構えになっていたこの曲。尺も長く、タイトルは『Escape』でした。
 
時々沸き起こる
 
 
『この曲長ない?』
 
 
という疑問。
 
 
なんとなく皆がこの曲にしっくりいっていない中、カルメラが大きな変革期を迎えることになりました。
 
 
それは、メンバーチェンジ。それと共に、このバンドでしっかりと将来を見据えて勝負をしていく!という決断でした。
 
旧メンバーの脱退とともに加入してきたSax.つーじーやDr.いがっちょさんという新メンバーによって、カルメラのサウンドは生まれ変わりました。表現したかったものが実現できる体制。バンドにハッキリとビジョンができ、サウンドの核が固まりました。
 
そこからのカルメラは新体制のもと、現行の楽曲や新曲など、バシバシとアレンジを固めていきます。
 
そんな中、ゴウシくんが
 
 
『今のメンバーだったら、あの曲ホーンも入れてめっちゃカッコよくできるかも』
 
 
と言いました。リズム隊だけでは何だかしっくりいってなかったあの曲。始めにバンドで再現しようとしたけどできなかった曲。その当時は「Escape」というタイトルだった曲。
 
その曲に、僕たちは新しい命を吹き込むように、リアレンジを施しました。
 
どんどんとアイデアが出て、まるでこのカタチになることが前から決まっていたようにアレンジが固まっていったのを覚えています。
 
そして、遂に現行アレンジが完成!
 
ライブではたちまちキラーチューンとなり、カルメラの代名詞的な曲にもなり、レコーディングを経てカルメラの4thアルバム「千日前HIGH COLORS」に収録されました。
 
 
まさに感慨深いとはこのことです。
 
 
それが2012年のこと。
 
それで終わりだと思っていました。というか、次があるとは思っていなかった。
 
 
その後、僕たちはメジャーデビューや上京などを経験し、色々なご縁と繋がれました。そして4thアルバムのリリースから3年後の今年
 
SONYハイレゾウォークマンのキャンペーンソングとして起用されることが決まりました。
 
 
それに併せて、新バージョンの録音をし、配信することになったんですが、配信開始の本日、なんとこの曲が
 
iTunesジャズチャートの1位を飾っています!!
 

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何というか、言葉に表せないぐらい感激です。
 
あの日、高校生の自分が音楽室で思い浮かんだメロディー。当時はこうなることなんて思いもしなかった。何度も日の目を見ずに終わってしまう場面があったのに、まさかここまで来るなんて…
 
そんなことをCINRAさんも見てくれていたみたいです。
 
思い返せば色んなドラマがあって、色んな人の力があって、この曲はここまで来れました。
 
作曲者のクレジットは僕になっていますが、今のこの曲はカルメラメンバー全員で作った曲です。
 
 
色んな人に感謝してもしきれません。
 
 
 
そして、この曲がこれからさらに何をもたらしてくれるのか。ゾクゾクが止まりません。
 
 
みなさん、良かったらこの色んなドラマがある曲を一度聴いてみてください。
 
 
そして、もちろん、カルメラはこの曲だけではないです。自分で言うのは何ですが、良い曲がもっともっとあります。
 
これからもそんな曲を届けれるよう、頑張っていきます。
 
長くなりましたが、ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました。これからもゾクゾクできるような曲をお届けしますのでよろしくお願いします!
 
以上、パクシンでした。

パクシンの部屋TOKYO vol.6~杉瀬陽子さんを迎えて~

天才っていう言葉って、その人を表す時に使うと逆になんだかチープな表現になってしまう気がして使いたくない。でも、他に表現する言葉が見つからないので、ついつい使ってしまうんですよね。
 
シンガーソングライターの杉瀬陽子さんはまさにその天才。
 
 
彼女の作る曲、歌詞、歌声、全てが上質で、それらが三位一体となって世界観を作り出し、観る人を非日常の空間へ連れて行ってくれる。杉瀬さんはそういう力を持った稀有なアーティストです。
 
かれこれ5年ほど前になるのでしょうか。
 
僕が奇妙礼太郎トラベルスイング楽団に在籍していたころ、東京と新潟の2ヶ所を周るツアーがあったのですが、そこに杉瀬さんが同行し、トラベルスイング楽団が杉瀬さんのバックバンドも務めるという機会がありました。
 
もちろん、それまでに僕は杉瀬さんを知っていましたし、ライブも拝見したことはあったのですが、ちゃんと絡んだのはそこが初めてで、バックバンドをしてみると、当時の僕は若干力不足なこともありつつも、彼女の音楽性に一気に惹かれていきました。
 
そこから色々と絡み出し、カルメラ辻本とやっているクラリネット&ピアノのデュオのシカキムでやっていた、月イチ大阪定期公演の「シカキムラウンジ」にゲストとしてお呼びさせてもらったことを皮切りに、カルメラメンバーとも交流が生まれ、カルメラの着席ライブにゲストとして招きコラボをしたり、最近では4月にカルメラ主催の大阪3daysイベント「カルメラのザッツ・ゴールデン・バラエティ」でもゲストにお呼びして、またまたコラボもさせて頂きました。
 
観る人を惹き込み、その曲の世界観に連れていってくれる杉瀬さんの音楽。感傷的になったり、旅情感に浸ったり、気付けばいつもあっという間に時間が流れ、ステージが終わると温かい気持ちになっています。そんな杉瀬さんの魅力に、カルメラのメンバーも魅せられているのですが、お客さんの評判もまた、凄く良い。それどころか、東京でも大阪でも、シンガーソングライター「杉瀬陽子」の名前はミュージシャンの間ではよく噂になっています。
 
そんな杉瀬さんですが、大阪にいてる時によく一緒に飲んだりするのですが、ステージとはまた全然違い、凄く気さくでおおらかな面白いお姉さんっぷりを発揮します。ここで言えない話がいっぱいあるんですが、そんなところも含めた人間力がまさに音楽に出ているといった感じで、会うたびに、ステージを観るたびに大好きになっていきます。
 
移動しているときもよく杉瀬さんの音源を聴くんですが、全部が本当に良い曲。
 
そんな杉瀬陽子を、今回の僕の主催イベント「パクシンの部屋TOKYO vol.6」にお招きさせて頂きました。
 
この「パクシンの部屋」は、ゲストの方と僕のピアノで一夜限りのデュオでお届けするというコンセプト、当然、杉瀬さんの歌に僕が伴奏をさせて頂くのですが、今回は杉瀬さんに選曲をお願いしました。
 
全部良すぎて選べないから。
 
セットリストが送られた時に「あ〜これも良い!あれも入ってる!あ〜もう全部良い!」ってなったんですけど、同時に「あれもやりたい!これもやりたいー!!」となって、気持ちが落ち着かなかったです。
 
でもさすがのご本人の選曲は素晴らしく、気合を入れて伴奏をさせてもらいました。
 
杉瀬さんの世界観をより引き出せるように。曲を知っているからこそ、大好きな曲だからこそ、自分の中でイメージを膨らませてアレンジをしながら、いつもより繊細に、綺麗に音を出せるよう、全神経を集中させて演奏をしました。
 
特にバンドでは勢いがあったり派手に音を鳴らすように弾く僕ですが、今回はそんなプレイスタイルとは真逆の演奏でしたが、いつも以上に一音一音に心を込め、感情を目一杯吹き込んで弾いたつもりです。
 
最新アルバムの曲「悲しみよ、愛を孕め」では、それまで我慢して頑張ってせき止めていた感情が爆発しかけ、思わず涙の防波堤が決壊しかけました。
 
今回、必ずこういう瞬間が来るだろうなとは思っていましたが、改めて考えると、人と演奏をしていて、ここまで曲の世界観に没頭し感情移入してしまうことはなかなかありません。やはり演奏に集中するということは、感情移入と同時に別のタスクをするということであって、慣れているならまだしも、この当日のちょっとしたリハーサルだけで本番に臨んでいるので、間違えずに演奏するというタスクの方に、本来は集中力を大きく使うのです。
 
それでも、僕の感情がそこまで大きく揺さぶられたのは他ならぬ、杉瀬さんの、世界観へ引き込む力が大きいからであって、この「悲しみよ、愛を孕め」を演奏し終わって客席を見ると、僕と同じような人や、もはや防波堤が大決壊を起こしている方がたくさんいました。
 
中には
 
 
 
「鼻水をすすると曲の邪魔になるとおもって、気付いたら全部垂れ流しでした」
 
 
 
 
という大惨事な方もいらっしゃいました。
 
 
確かに、冒頭に「写真撮影はOKですが、静かな曲が多いので、シャッター音などはお気遣いよろしくお願いします」と言いました。それを気にしてのことなんでしょうけど…
 
 
 
「パクシンの部屋」は鼻すするの全然OKですからね
 
 
 
とはいえ、それほどまでに気遣ってくれるほど、世界観を一緒に作り上げられたのかもしれない。そう思うと本当に嬉しいですね。
 
 
そうそう、今回はカルメラのTb.たなっちや、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団のUJも遊びに来てくれました。
 
特に、カルメラのメンバーが個人のライブに遊びに来てくれるのなんか本当に珍しいので、凄く嬉しかった。たなっちも杉瀬さんの大ファンで、カルメラと共演した時に杉瀬さんのリハーサルを見ながら人知れず涙を拭っていたのを僕は見逃してなかったので、僕の方も今回の演奏には気合が入りました。
 
せっかく来てくれるんだからということで、楽器を持ってきてもらい、コラボ演奏。
 
奇妙さんとよくデュエットをしている「Sweer Memories」をみんなで一緒にやりました。僕とたなっちがトラベルスイング楽団にいた時に何度もやった曲。そこにはUJももちろんいて、杉瀬さんと奇妙さんという僕の中で特別な歌声が二人デュエットをした曲。音源にもなっていますが、今回、なんとなくあの頃を思い出すような編成で特別な演奏ができました。
 
そして、「パクシンの部屋TOKYO」で僕がテーマにしているひとつ。
 
 
"ゲストの方にオリジナルを1曲書いて演奏をする"
 
 
という企画。今回は僕がコード進行を書き、杉瀬さんにメロディと歌詞をつけてもらいました。
 
タイトルは
 
 
「我輩はドラ猫である」
 
 
なんとも可愛らしい。
 
僕がはじめにイメージして作ったものに対して、凄く良い意味で裏切られたメロディと歌詞。本当に良い曲にしてくれて、改めて杉瀬さんの凄さを実感。共同制作だからこその良さをめちゃくちゃ感じました。
 
僕が言いだして、厚かましいながらも、その人の為にと思って作ったものが、逆に僕に対してのプレゼントのようで、本当に幸せの極みでした。
 
1曲ごとにMCをし、長々とお送りしましたが、アンコールには僕が大好きな曲「ルーシー」を、たなっち、UJとともに4人で演奏。幸せな空間での幕切れとなりました。
 
 
このイベントをやるに当たって、絶対に呼びたかったアーティストの一人、杉瀬陽子さん。はるばる大阪から来てもらいましたが、本当に素晴らしい一夜となりました。
 
本当に感謝です。

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そして、近いうちに大阪編も開催予定です!決まり次第、告知するので皆さん是非観に来て下さいね。
 
※おまけ
杉瀬さんの物販で本気買いするたなっち

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【次回のパクシンの部屋】
 
大阪編のゲストは、神戸で活躍するパーカッショニスト、僕の大学の学友で親友でもある松田礼央をお招きします。レオは2nd-LEGというユニットで活動しながら様々なアーティストのサポートもしています。
 
この日はカホンとピアノのデュオということで、ピアノサウンドが全面に押し出された楽曲をたくさんします。カバーももちろんですが、僕のオリジナルもふんだんに織り交ぜてやるつもりです!大学時代のエピソードなどもMCでお届けいたします!
 
ちょうど10ヶ月前にこの二人でライブをしていますので今回はこれで二度目。あの時とどんな感じでお互い成長しているのか…
良かったら見届けに来て下さい。
 
12/8(火)『パクシンの部屋OSAKA vol.2』
@心斎橋 和bar valine
ゲスト:松田礼央(2nd-LEG、Per.)
OPEN/19:30 START/20:00
¥2500+1D
 
そして東京編は、大阪からfugacityのボーカルの大野裕也さんをお迎えしてお届けします。最近、北堀江にbar mellowというお店をオープンした大野さん。大阪に帰った時の飲み相手をしてくれる貴重な先輩なのですが、最近ニューアルバムをリリースされました。
 
今年の夏に大阪の雲州堂というところで投げ銭ライブをしたのですが、その時よりもたっぷりとしっかりとお届けさせてもらいます。杉瀬さん曰く「大阪が生んだマカロンボイス」ということで、甘く素敵な歌声を存分に堪能してほしい!知的で面白くて、曲が良くて。僕の大好きな人です!夏に披露した、大野さんと二人でやるように作った僕のオリジナルも披露する予定です!
 
こちらも是非!
 
12/16(水)『パクシンの部屋TOKYO vol.7』
ゲスト:【大野裕也】
@下北沢cafe/field
OPEN/19:30 START/20:00
¥2500+1D
 
 
ともにpakshin.official@gmail.comにて絶賛、ご予約を承っております!
 
 
これからパクシンの部屋のライブレポートはちゃんとここに記していこうとおもいました。最近はブログの更新、下書きが溜まっていく一方…書きたいことはたくさんあるのにまとまらない。ゆっくりですがちょいちょい更新していくのでよろしくお願いします。
 
あと12月に体調崩しがちなので、細心の注意を払っていきたいと思います。
 
今月は怒涛のスケジュールで、色んな土地に現れますが、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!!
 
風邪ひくなよ!
 
以上、パクシンでした!
 

パクシンの部屋OSAKA vol.1 〜Sundayカミデ氏を迎えて〜

新幹線の中です。パクシンです。
 
昨夜は東心斎橋の和bar valineにて『パクシンの部屋OSAKA vol.1』でした。
ゲストはワンダフルボーイズのボーカル、Sundayカミデさん。沢山の方にお越し頂けて感謝です。
 
大阪アンダーグラウンドシーンを背負って立つサンデーさん。自身が主催するイベントの『LoveSofa』が15周年を迎え、なんばHatchでのアニバーサリーイベントを終えたばかりという忙しい中にも関わらず、今回快く出演をOKしてくれました。
このパクシンの部屋は、ゲストの方の曲をメインにして僕が伴奏をし、トークでもゲストさんのことを掘り下げ、来ているお客さんにその方の良さを知ってもらおうという趣旨なのですが、昨夜はサンデーさんの
 
・トークが抜群に面白い
・フロントマンとしての楽曲のリード能力が高い
・作る曲がシンプルで良い
 
といった、良さを存分に引き出せた気がします。
 
本当にトークはキレッキレで、2時間半で8曲(9曲?)という驚きの結果に。それを受けてアンコールで
 
『今日はできなかった曲もあるんでまた一緒にやってもらって良いですか?』
 
と聞くと
 
『もちろん!また一緒にやろう!』
 
と言ってくれ、その後に
 
 
『今度は僕がピアノで伴奏するんで、パクシン何か俺の曲1曲歌って』
 
 
と言ってくれました。
 
見てくれてたお客さんの前で絶対やりましょう!って言ったので、必ず実現させますね。
 
 
東京編の第2回目に続き、今回大阪編の初回に出演してくれたサンデーさん。間違いなく大阪の顔役の一人であり、界隈のミュージシャン皆の兄貴分であり師匠であるような存在の人。僕もLove Sofaに一お客さんとして顔を出していた時から憧れの存在で、今でも会うたびに『凄いな』と思わせてくれる先輩です。
 
そんな人と一緒に、たっぷりとマンツーマンでステージに立てて、昨日は本当に幸せでした!
 

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毎回そんな風に思えるような方を迎えて、パクシンの部屋を続けて行きたいと思います。大阪編も毎月できたら良いなぁとは思いながらも、中々難しいところもあるので、できるだけ短いスパンで続けていければ。
 
 
あっそうそう。昨日開演前にちらっと言ったんですが、今回過度な写真の撮影や、動画の撮影は控えて欲しいという事を伝えさせてもらいました。写真をとってもらう分には全然良いんですけど、デュオなんかでしっとりとした曲が多いと、シャッター音が結構目立つので、バシバシ撮られるとちょっと…てのがあり。動画に関しては、最近、普通に録って友達どうしで共有してる人とかも増えてきてるみたいで、SNS上にアップされてるのとかも見かけるんですが、僕個人としては、ご勘弁頂きたいです。その日の内容は、やっぱりその場にお金と時間を使って来た人が観れる特権だと思ってるし、こちら側の演奏の”良さ”というのも、その日の空気感やその場で見るからこその良さがあってのものだと思うので、動画ではプロのちゃんとした編集がされてない限り、鮮度が落ちちゃうと思うんですよね。僕は東京編の模様の一部をよくUstreamで中継していますが、これでも色んなことを考えた上で一部だけ配信してます。
 
はっきり言ってこんな事あえて言うのも心苦しいところなんですが、出演者もお客さんも、皆が気兼ねなく楽しめるために、僕の個人ライブではちゃんとスタンスを提示しておこうと思いました。
 
せっかくのライブですから、レンズや画面を通してじゃなく、生で見た方が絶対に楽しめると僕は思います。あとやっぱり、ステージから客席を見たときに、ずっと携帯持ってこっち見てる人たちがいっぱいいたらちょっとテンション下がっちゃうよな〜とも想像できるので。
 
その瞬間ごとが思い出に残るような、楽しくて心地良い空間を作っていくよう頑張りますのでよろしくお願いします!!
 
 
ちょっと話が重い方向に行っちゃいましたが、そんなこんなでパクシンの部屋OSAKA vol.1は良い感じに終了しました〜。
 
そうそう、この日は大学の後輩で奇妙礼太郎トラベルスイング楽団でトロンボーンを吹いているトミーがサプライズでふらっと遊びに来てくれました。
 
その後、fugacityの大野さんがやっているbar mellowにサンデーさんと三人で移動して軽く打ち上げ。終わり頃には東京編の次回ゲストの杉瀬さんや、番長さんも来て、わいわいと僕の中で落ち着く大阪な感じの夜を過ごせました。
 
トミーはイギリスから帰国子女として大学に入学したハーフ。欧米人の顔して苗字が斎藤で、ギターがめっちゃうまいのにトラベルでは触ったこともなかったトロンボーンを担当。そして普段は商社勤め。訳のわからない肩書きで愉快な人生を歩いているけど、かれこれ長い付き合いで、今でもこうやって慕ってくれることが嬉しい。
 

 
この日、改めて認識したサンデーさんという先輩の大きな背中。今までは後輩として追いかけていくばかりでしたけど、追いかけるだけではダメで。そして、こうやって自分の背中を見てくれる後輩がいるということは、僕もどんどんと大きくなっていかないといけない。5,6年前ぐらいから考えると、ただのその辺のやつだった俺が、先輩たちに認めてもらって一緒に何かをしたり、後輩が増えていったり。気付いていなかったけど、改めてちゃんと見つめると、着実に自分の存在は大きくなっているみたいです。ただ、まだまだ道半ば。もっともっと前進してもっともっと大きくなります。
 
 
本当に先輩にも後輩にも俺は恵まれているなぁと感じた夜でした。
 
 
という訳で、大阪編の第2回目は目下調整中ですが、次は11/26に東京編第6回目があります!いつもの下北沢cafe/fieldにて、ゲストはシンガーソングライターの杉瀬陽子さん!
なんと杉瀬さん、トロンボーンもできるんですが、この日はトロンボーンを持ってきてくれるみたいです!杉瀬さんのボントロが聴けるかも!必見です。
 
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11/26(木)『パクシンの部屋TOKYO vol.6』
ゲスト:【杉瀬陽子
@下北沢cafe/field
OPEN/19:30 START/20:00
¥2500+1D
ご予約はpakshin.official@gmail.comまで
 
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たくさんのご来場お待ちしております!
 
以上パクシンでした!