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MEMOSHIN

カルメラのピアニスト、パクシンによる日々の出来事をパクシン目線で見たブログ

多分今日は一生想い出に残る日。

 
誕生日を迎えました。
 
今日で僕は28歳になりました。
 
 
沢山のお祝いの言葉を頂き感謝です。
 
 
今年もこの日を迎えて無事に一つ歳を重ねることが出来たのは、関わってくれる人たちのお陰。良く見る”月並み"とも言える台詞にここまで自分の心が重なることがあるとは、昔は思ってもみませんでした。
 
音楽を生業とし、去年よりもステップアップした”PAKshin”として今ここにいられること。まだまだこの道を先を見つめて走り続けられること。いま健康でいられること。何よりも幸せなこと。
 
そんな身体的にも精神的にも恵まれた状態で無事に1年を過ごせたことの感謝と報告を『おめでとう』の言葉を頂くより先に、関わってくれた人たち全員に直接伝えたい気持ちでいっぱいです。
 

 

誕生日は『おめでとう』をもらうより『ありがとう』って伝える日ってのがしっくり来ます。
 
 
だからここで言います。
 
 
 
 
 
 
 
皆のお陰で一歳老けたよー!!
 
 
 
ありがとーーーーーー!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
そんな28歳の誕生日の今日を、僕は地元で過ごしました。
 
昨夜の仙台終わりで大阪に向かい、本日は地元の生野区民センターにて
 
アジアハウス・生野こもれび保育園主催
『明日をわかち合うためにⅥ』
 
というイベントに参加しておりました。
 
 
生野こもれび保育園というのは、その前身が僕の出身保育園であり、園と同じ敷地にあるアジアハウスという団体は、海外から来る留学生の寮であり、こども劇団を擁する団体。僕はこのこども劇団に小学校を卒業するまでいました。詳しくは以下webサイトへ。
 
 
今日のこのイベントは、その両団体が主催する2年に一度の発表会のようなものです。僕はゲストとして、ソロピアノで出演させて頂きました。
 
 
アジアハウスの留学生それぞれの出身国の伝統文化を教育に取り入れているこの保育園は、本当に国際色が豊かです。そして、昔から舞台にかけては特にスパルタ指導。こども劇団のほうももちろんそうで、歌に合奏、劇に伝統舞踊などなど、まだまだ小さな年端もいかない子どもたちができるとは思えないパフォーマンスを先生たちは指導します。
 
 
僕はこの日、ゲストとしてプログラムを始めから鑑賞していました。
 
 
まずはタップダンス。
 
 
3歳や4歳ぐらいの子も混ざっているように見えるのに、皆普通に上手いやないか…
 
 
てかめちゃくちゃカッコええやないか…
 
 
 
続いてコーラス。
 
 
 
 
え、待って…
 
 
 
 
 
 
めっちゃ上手くない?何これ?
 
 
 
 
 
えっ何そのファルセット何?
 
 
 
 
 
みたいな事がどんどんと繰り広げられていくんですよ。
 
 
保育園児達がアルゼンチンやイスラエルの民族舞踊を踊ったり。
 
 
 
見てて凄いなぁと思うと同時にすごく懐かしい気持ちになりました。
 
 
 
『あぁ〜俺もこんなんやってたなぁ…』
 
 
 
『そして、練習で先生によく泣かされたなぁ〜』
 
 
 
そんな事を思うと、ホロっときそうになって。懐かしんでたらあっという間に自分の出番が来ました。
 
 
 
2曲ソロで演奏したんですけど、そのうちの一曲は絶対にここでやりたいと思ってた曲。
 
 
韓国民謡の『アリラン』という曲です。
 
 
 
僕もそうですが、生野区在日コリアンが多く住む街。国際色豊かな教育をするこの保育園では、そのルーツを持つ人たちを尊重する、そしてそんな街に住んでいるのだから色々な伝統文化を学んでみようという取り組みをされていました。
 
僕もこの『アリラン』を保育園時代に教えて貰いました。
 
たまに実家に帰ってきたときに、ピアノを弾く機会があるとこの曲をちょろっと弾くんです。すると、僕のピアノに合わせて祖父母が歌ってくれて、その度になんだか心にグッとくるものがありました。
 
 
 
ミュージシャンとして、ピアニストとして、初めての地元での演奏。
 
それが出身保育園が主催するもので、僕にとっては小さいながらも”凱旋"という大きな意味がありました。
 
 
そんな機会に、自分のルーツやこの街のこと、育ってきたあれこれを考えると、僕の中では『アリラン』を演奏することは始めから決まっていたことのように当然で、大きな意義のあることでした。
 
 
父も母も祖父も祖母も、小さい時から見てくれた先生たちも、友達もいてる中で、僕はこの小さな”凱旋”で自分の中の大きな意義を果たせたような、そんな気がしました。
 
 
たまたま東京から帰阪していた妹二人も見に来てくれたのですが、後から
 
 
 
『おじいちゃんもおばあちゃんも凄い感動してたし、見に来てた人たちが皆感動してたよ』
 
 
 
と様子を伝えてくれて、普段は割と辛辣なことしか言わない正直な(笑)妹が言うことなのだから多分そうなんだなぁと。そう思うと本当に嬉しかった。
 
 
やって良かった。
 
やらせてもらえて良かった。
 
 
 
そして、ソロピアノの後は子どもたちのタップダンスとコラボしました。
 
プレスリーの『ALL SHOOK UP』という曲をアレンジしてやったんですけど、ほぼ本番ぶっつけ。実際めちゃくちゃヒヤヒヤだったんですけど…
 
 
 
何や君たち、その完璧な合わせっぷりは…
 
そしてそのカッコ良すぎるダンスは…
 
 
 
お世辞抜きで本当にたまげた…子どもの可能性って凄いんすね…
 
 
 
 
そして、無事に演奏が終わるとインタビューがありました。園児さんが僕に質問をしてくれ、それに答えるというスタイル。まぁまぁ。微笑ましいやつやろ?微笑ましい質問に、OBのお兄さんが微笑ましい回答するやつやろ?と思ってたら
 
 
 
 
 
 
 
 
『今どれぐらい売れてるんですか?』
 
 
 
 
 
 
 
っていう、内角をエグる豪速球が飛んできてびっくりしました
 
 
 
 
子どもの可能性って凄いんすね…
 
 
 
という訳で僕の出番は終わり。その後も続くプログラムの中で最後に劇があったんですけど、題材が『地獄のそうべえ』というやつで、これは僕も子ども劇団のときにやっていたものでした。
 
 
もうね、懐かしさと、当時より数段レベルアップしているクオリティに、見ていて涙を堪えるのに必死でした。
 
 
”そうそう。こんなセリフだったな。”
 
“あの小道具!"
 
“あの和太鼓!"
 
 
一気にタイムスリップした気になって見ていたら、気付いたら終幕。懐かしかったなぁ…
 
そうそう、あの時俺の役は…
 
 
 
 
 
 
青鬼
 
 
 
 
 
やったけど。
 
 
 
それも良い思い出。
 
 
 
この日通して感じた事は、先生達の”想い”の強さでした。確実に皆さんが子どものために、高い目標を持たれているのを感じました。
 
 
『人前に出ると度胸もつくし、舞台に出る喜びを少しでも知ってもらえたら良いなぁと思ってるんです』
 
 
舞台袖で話したある先生はそう言っておられました。そしてその後にこうも言ってくれました。
 
 
 
『そうしていくうちに、ここにいる子達の中からパクシンさんのような方が生まれてくれればそんなに嬉しいことはないですね〜!』
 
 
 
僕はその言葉が凄く嬉しかった。多分、僕の時代と本筋の方針は変わっていない。むしろレベルアップしている。だから、きっと現れるに違いない。間違いなく僕の舞台度胸はここで養ってもらった。ステージに立つということ楽しさを知ったスタート地点はこの場所だということに、改めて気付かされました。
 
 
 
自分の舞台人生の、本当に初めの初め。そんな舞台に”ゲスト”として”プロミュージシャン”として “ピアニスト"として帰って来れたこの日。小さく見えるかもしれないけど、僕の中では大きな意味を持つ凱旋でした。
 
 
何て素晴らしい誕生日を過ごせたんだろう。
 
 
原始点を感じられて、気付かされたことが沢山ありました。さらに色んなことを考えて、前に進んでいくモチベーションに繋がりました。
 
 
本当に今日は特別な日だった。
 
 
見に来てくれた方々、関係者の皆さん、出演者の皆さん、共演者の皆さんに感謝です。
 
 
 
 
 
帰り際にとある男の子から
 
『パクシンさん!パクシンさん!』
 
 
と呼び止められて
 
 
『なにー?』
 
 
て聞いたら
 
 
 
 
 
 
 
『さっきそこにパクシンさんの弟おったで』
 
 
 
 
 
 
て言われました。僕の知るところではうちには妹が2人いるのみです。
 
彼にはいったい何が見えていたんだろう…子どもの可能性ってすご…
 
 
 
 てことで、演奏風景や子どもとの写真は載せれないんですが今日撮った写真をちょろっと。
 
今日僕を呼んでくれた、副園長兼アジアハウス代表の辻本先生と。兄弟三人仲良くめちゃくちゃ怒られてました。笑
でも、凄く愛があって。怖いけど大好きな先生でした。彼女のバイタリティーは本当に素晴らしい。先生、こんなに小柄やったんや…
いつまでも厳しいながらも愛の溢れる元気な先生でいて欲しい。辻本先生、ありがとうございました。
 

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そして、今日見に来てた同級生がたまたま持ってた『地獄のそうべえ』で青鬼役をやってた俺の写真。
突っ込みどころありすぎるけど、この顔に薄くペイントされている青鬼感を醸し出してる成分は次の日になってもとれなかったのすげぇ覚えてる。髪型がツノを現してるのかただの寝癖なのか謎。あと俺この股間のとこどうなってんねんこれ。
 

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帰ってからは家でばあちゃんとおかんの手料理で誕生日を祝ってもらいました。家族が全員揃ってゆっくり晩御飯を食べるのが本当に久しぶりで、本当に楽しかった。この時間もだんだん限られたものになっていってるんだなぁと思うと、愛おしくて。ちょっと泣きそうになった笑
 

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締めは妹が買ってきてくれたバースデーケーキでした。
またこうやって皆で一緒に楽しい時を過ごせるように願ってろうそくの火を消しました。
 

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という訳で本当に良い誕生日を過ごさせてもらいました。
 
今からサウナ行って〆るつもりです。
 
 
 
皆さん、28歳になった僕もよろしくお願い致します。
 
 
以上、パクシンでした!