なんばHatchでの1日の全て
昨夜はなんばHatchでのワンマンライブでした。
まずは一言。その日関わってくれた方々、駆け付けてくれた方々、来れなくとも応援してくれていた方々、本当に皆さんありがとうございました。
目標に向けて駆け抜けて来た、昨日の一日を余すことなくお届けできればと思います。
自分の中での確認作業を繰り返しても繰り返しても終わることなく、なかなか寝付けなかった前日。それでも頑張って起きて、昨日は10時入り。
当日スタッフの中核を担ってくれた久保くんと山下くんと待ち合わせていざハッチ入り。舞台監督さんやPAさん達との挨拶もそこそこに、バタバタと確認作業とセッティングへ。
O.A.で出演したカルメラオーケストラのセッティングもメンバーで全て分担し、会場入りからすでにてんやわんやでした。
後輩を立たせてポジションを細かく確認したり。
あっそうそう。ドラマーのシンバルが全て新しくなっていたりもしました。オール小出シンバル!日本が誇るシンバルメーカー!
1時間かかったセッティング後にようやく楽屋へ。
と言っても、ここでも一息つく暇はなく、セットをしたり、新衣装のフィッティングをしたり、色んな確認をしたり、早弁したり笑
そうこうしている間に12時からサウンドチェックとリハーサルがスタート。
いくらスタジオや練習、ミーティングで何度シミュレーションしても、やっぱり本番の会場で当日のスタッフの人たちと一つのステージを作り上げるには、このリハーサルが一日の中で一番重要なポイントです。
リハーサルの流れも入念に計算して、当日は舞台監督さんの進行の下、ポイントを絞りながら不安要素を一つ一つ確認していきました。効率良くやっているつもりでも、全ての確認に費やした時間は約3時間。リハ終了時点で、この後の1日のこと思うとちょっと気が遠くなったけど、俺たちはやりたい事が多いから、これぐらいのボリュームは仕方がない!
しかし、この日の準備はまだまだこれから。
カルメラのリハーサル終了後は、休憩もそこそこにO.A.カルメラオーケストラのリハーサルへ。
100人以上の出演者で演奏する、このカルメラオーケストラ。
確認しないといけない事はいっぱいあるけど、ここは時間との勝負。駆け足で決め事をし、リハーサルへ。参加者の皆さんが凄くテキパキと誘導に従ってくれているのをみて、この人数で何かをやるっていう事を考えると、こんなにできた人たちいないなぁと感心しました。
お陰様で、押すかもしれないと予想していたカルメラオーケストラのリハーサルはスムーズに終了しました。
リハーサル後はみんなで記念撮影!
カルメラオーケストラの参加者は皆さん、プロの演奏者ではありません。多分、この空気が張り詰めているリハーサル独特の雰囲気の中、緊張している方も多かったと思います。しかし、そんな中でもバチッとリハーサルをこなしたこのメンバーが、この後沢山のお客さんを前にどんな演奏をするのかが凄く楽しみでした。
という事をまじまじと考えていると気付けば後少しで開場時間!急いで本番に向けての最終準備をしないと!
こういう時こそ落ち着きが肝心!
とか言えるやつ何やねん。どんだけできた人やねん。
というぐらい、バタバタしている楽屋。
しかし、朝からここまでちょっとエネルギーを使い過ぎたので、本番のために10分だけ横になりました。そしてシャワールームで最強に水を冷たくして冷水シャワー!
生き返った!!
これがかなり良かった!ちょっとの午睡と冷水シャワー、栄養補給で体力は振り出しに戻った!はず!
ただ、もうスタートまで30分切ってる…笑
急いで衣装に着替えてセットをしてもらい、気合いを入れてステージへ!
既に位置に付いているカルメラオーケストラの皆さんと幕裏で最後の確認と気合いの声出しをし、張り詰める空気間の中、いよいよ始まる。
フロアの客電が落ちたのか、幕の向こうからは歓声が上がり、直後にSEが流れ出す。
その音を合図にだんだんと開いていくステージ幕。
そこから目についた景色は、早い時間にも関わらず、人で埋め尽くされたフロア!
耳に入ってくるのは、大勢の歓声と拍手!
そしてカウントが始まり…
気付けば参加者皆が楽しそうに、でも真剣に演奏をしていました。
凄いなぁ。まさに物怖じしてない演奏。
一人一人では無理な事でも、100人いたら怖くない。人の力って凄いと思わせる、100人の力がかけ合わさった演奏でした。上手い下手とかじゃないねん。
そこにいた一人一人が優勝。
ソロをやった人もやらなかった人もチャンピオン。
3曲だけだったけど、そんな事を思わせてくれるハッピーな演奏でした。
それは客席にも伝わっていたはずだと、写真を見るとそう思えます!
カルメラメンバーも勉強になった。
そんなO.A.のステージを終え、急いで大転換をし、メンバーは本編へ向けての準備に。
皆、今までの衣装から、この日新しくなる衣装に着替えをしました。
そう、この日から衣装が新しくなったのです!
新しい衣装を作ってくれたのは、もはやカルメラの衣装スタッフと言っても過言ではないぐらい、いつもお世話になってるぬこさん。
今回も無理な注文にも関わらず、素晴らしいものを作ってくれました。
そんな衣装に身を包み、いよいよカルメラのステージへ!
最後の気合いを注入し、気持ちを落ち着かせて、いよいよ本編開演。
オープニングムービーが流れ、BGMが続く中でカルメラが登場。
場内が湧く中、演奏スタート。
いつもの自分のポジションから見える、他のメンバーがいつもより大きな存在に思える豪華なステージ。
そして、いつもの自分のポジションから見える客席の光景。
後ろまで人が埋め尽くされた満員のフロア!
これを見る為に頑張ってきた。
でもショーはまだまだこれからなので、そんな高揚感に流されそうな気持ちを締め直し、冷静になるようにつとめました。
8周年のイベントということで、内容はこの8年間を凝縮し、これから先の可能性を見せる、今までとこれからが詰まったものを準備しました。
懐かしい曲からこの日のスペシャルメドレー、メンバー結成秘話の寸劇、新曲、いつものトーク。
今までカルメラワンマンに乱入してきたアメリカ人トランペッターも久々に登場。
いくつものアイデアを出し、何度も吟味をして作っていき、全ての流れを頭に入れるだけで時間が掛かったこの日のステージ。時間をかけて作った演出の一つ一つに狙い通りの反応が来た事が本当に嬉しかった。
大舞台は照明がすげーぜ!
気付けば本編はあっと言う間に終わっていました。
そして、アンコールへ突入し、この日の為に作った新曲を披露しました。
色々あれど過去に歩んで来た道は間違いじゃないから今の自分は大丈夫で、このまま信じて進めば未来も明るい。
そんなメッセージを込めて作ったこの曲。自分たちにも当てはまる事かもしれないけど、そこにいる1人1人の人たちも絶対そうで、そう感じて欲しいという想いがあります。
僕たちが作った応援歌です。
初めてやったのにも関わらず、戸惑いなくこの曲を受け入れてくれていたお客さんたちはやっぱり最高でした!
その後は大阪らしく、三ツ寺慕情にて明るく盛り上がりきって締め!
以上でこの日のプログラムは全て終了。
本当にあっという間だった。
カルメラ本編だけで2時間演奏しているので、僕たちがそう感じているだけかもしれないけど、本当に一瞬に感じた。
舞台を去っても鳴り止まない拍手。沸き起こるダブルアンコール。
そのダブルアンコールには応えれなかったけど、また楽しんで貰える新しいモノを準備しておくので、その時までワクワクをとっておいてくれると嬉しいです。
この一日を迎えるまでに、メンバーとスタッフで準備に準備を重ね、アイデアを出し続け、吟味し続け、不安要素をできるだけ潰してきました。
総力戦で戦ったからこそ、叶えられたステージ。見ることのできたあの景色。
そこに立てた事、本当に色々な人に感謝です。
もちろん、反省点もいっぱいあるし、改善しないといけないところが何個もある。
ここがゴールじゃなくて、目標はまだまだまだまだまだまだ先で、その為にやらないといけない事、乗り越えないといけない壁はたくさんある。
でも、あのステージに立てた喜び、皆んなが楽しんでくれていた景色を見れた喜び、何より、今までやってきた事がちゃんと未来に繋がってると感じる事ができた喜びで、僕はこれからも頑張っていけます。そんな自信を貰えた日でした。
本当にありがとう。
ありがとう! pic.twitter.com/sM6M9iXSbX
— パクシン@カルメラ (@pakshin) March 28, 2015
そしてこんな社長も今まで見たことなかったな〜笑
カルメラなんばハッチが1000以上のお客様に見守られて大成功で終了しました。先の目標を見失う程に誉めちぎるのは違うけど、結果論ではなく狙った事がちゃんとハマった時は素直に成功で良い。写真はメンバーお辞儀中にはしゃぐ俺!^_^ pic.twitter.com/MRgy7N62oU
— Ichikawa(T_T) (@Flagship_A) March 29, 2015
何だかすごく良い写真!!
さてさて、ホッとしてる暇もなく、4/3は東京での自主イベント!
これも新しい試みです!そして間違いなく素晴らしいイベントになります。
4/3は渋谷duoへ。新しい衣装、そして新しい心意気のカルメラが皆さんを楽しませます!
まとまりない文章で長くなりましたが、この日の事を忘れない為にできるだけ思いつくことを書きました。お付き合い頂いて感謝です。
以上、パクシンでした。